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昭和時代の仕事と家庭の調和:バランスの取り方と社会形成

鎌田千穂

鎌田千穂

テーマ:心のあり方のヒント

チホズスタジオ
産業カウンセラーの鎌田千穂です。
福岡市でオンラインや訪問を中心としています。
事業内容は産業カウンセリング及びコンサルティングサービスです。
チホズ文字分析による、人材分析及び提案も行っています。

昭和時代や役割分担で「仕事と家庭の調和」を取っていた

今回は昭和時代の「仕事と家庭の調和」を振り返ります。
働くことも然り、役割分担をおこなっていますよね。
昭和世代は家庭でも役割分担を行い、日々労いと手伝いから働くことの意味や目的を日常で学んでいました。
そんな仕事と家庭のバランスの取り方や人間関係構築のヒントについてお話しします。
昭和漫画

1. お父さんが、帰ってきた!:仕事と家庭の時間の分け方

昭和時代の家庭では、仕事と家庭の時間をしっかり分けることが一般的でした。

お父さんが仕事から帰ってくると、家族全員で「お帰りなさい!」と大歓迎。
勉強を見てくれたり、母親とはちがうことで遊んでくれるなど楽しみ満載。
お父さんが帰宅すると家中が一斉に明るくなるということも。

時折、家族のためにと何か近所で買えないようなお土産を持参することでサプライズ。
いろいろなことを知っている父親の帰宅を心待ちにしていた家族がいました。

現代でも、仕事と家庭の時間の調和を大切にしていますよね。
ですが、忙しさに追われてしまい、帰って寝るの関わりが希薄になりやすい時代。
企業で縛り付けられる働き方に慣れてくると、家庭でも全てが合理化、計画的、やって当たり前になりがちに変わり、家族の輪というものも様変わり。

コロナのお陰で、忘れられていた「働くことの意義」について考える機会となり、関わり方が見直されているのではないでしょうか。

2. お母さんの夜の仕事:家庭のサポート役として

昭和時代の多くのお母さんたちは、家庭内で沢山の役割を果たしていました。

今のように自動化された機械もあるわけでなく、洗濯だけでも一仕事。
家電製品の普及前は手で衣服を洗い、絞っていたのですから時間もかかります。
また、畑で自分たちの食べる作物を作っている家庭もありました。
夜には家庭の夕食を作るし、生地が傷んだ洋服の繕いモノを行なうハードなスケジュール。
子どもが病気になったら看病も当然。
一年365日24時間労働です。

家族全員が母親の偉大さと大変さを理解し、率先して手伝いを行なうことも日常。
そのことで、社会人になった時の大切なことを日常で習得していたのです。

現代では、スマートフォンが勉強の場になりつつあります。
ですが、体を使って小さな体験の積み重ねほどの学びには程遠くなってしまいました。
日常でも、家庭のサポートができる体験は増やし行くからこそ育まれる相手の気持ち。
経験しないとわからないことが沢山あるのです。

時間に追われると許せるものも許せなくなってしまう。
自分ルールが本当に必要なのかも見直すことも大事なことの一つかもしれません。

3. 休日の家族団らん:仕事と家庭のリフレッシュ方法

昭和時代の家庭では、休日に家族全員で過ごす時間が大切にされていました。
日曜日には何処に行くか決めて、お出かけが楽しみ。
お出かけも一緒に父親と遊びに行くことも多く虫取り川遊びなどの野外活動。
家では本を読んだり、おもちゃを皆で作ったりと時間を共有することも。

現代でも、休日に家族とリフレッシュする時間を持つことはありますね。
ですが、一緒に何かをする時間は、一大イベントのように準備に余念がない完ぺきを求める事前計画万端な家庭も増えたようです。

現代では、計画通りに行動することが前提だったりして、計画を建てないイレギュラーを楽しめる体験にも目を向ける事が必要になりました。
そんな教科書やマニュアル通りにいかないからこその、仕事と家庭のバランスを整える力が大事になってきているのかもしれません。

4. おじいちゃんの知恵:経験から学ぶバランスの取り方

昭和時代の家庭では、経験豊富なおじいちゃんやおばあちゃんからのアドバイスが大切にされていました。

特に、おじいちゃんは物知り。
今とはガラリと変わっている日本の話。
近所の移り変わりを語り伝えることも多かったものです。

現代では、情報が飽和してしまい、口づてで継承することも必要が無くなりました。
ですが、過去の体験談は、関心がないと残ることはありません。
次第に失われつつあるものになっています。

5. 家族のサポートネットワーク:仕事と家庭の相互支援

昭和時代の家庭では、家族間での相互支援が大切にされていました。
家族全員が協力し合い、家の掃除や料理を分担すること。
誰もが公平で平等なことで調和を保っていたのではないでしょうか。

現代でも、家族やパートナーと協力し合い、サポートネットワークを強化することで、仕事と家庭のバランスを保つことができますね。

終わりに
昭和時代の「仕事と家庭との調和」には、仕事と家庭をうまく両立させるための貴重な知恵が含まれています。

  • 仕事と家庭の時間を分ける
  • 家庭のサポート役としての役割を果たす
  • 休日の家族団らんを大切にする
  • 経験から学ぶ調和の保ち方
  • 家族間の相互支援

時代は変われども、これらの要素は人間関係構築のヒントです。
大切な基本のこととして変わることはありません。
そのことで、現代の仕事と家庭との調和をより良く築くことができるのかもしれません。

次回は、何を書こうかなぁ、少し考えてみます。
では次をお楽しみに。
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鎌田千穂(産業カウンセラー)

Chi-ho’s studio

組織課題を広い視野で捉え、主体性を持った思考と行動力、公私の均衡を図る自律型人材育成を行うこと。分析・統計による業務改善の解決策を示し、個人の悩みを解き放ち、企業の繁栄に繋げることが専門です。

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