ロジハラとは?論理的な正論が引き起こすコミュニケーションの罠
チホズスタジオ
産業カウンセラーの鎌田千穂です。
福岡市でオンラインや訪問を中心としています。
事業内容は産業カウンセリング及びコンサルティングサービスです。
チホズ文字分析による、人材分析及び提案も行っています。
目次
自分はどの報告の仕方がやりやすいのか
今回は「報告のスキルをさらに磨くための上級テクニック」について書きます。
報告スキルをさらにレベルアップさせるためのコツを紹介します。
どの報告の仕方がやりやすいのか、そんなヒントになる情報提供です。
1. データストーリーテリングを極める
「データストーリーテリング」は、物語のように構成する技術。
データを使って視覚的に訴えかけることで、より強い印象を与えられます。
データを単なる数値の羅列として報告するのとは違うのです。
データストーリーテリングの方法
• データをグラフやチャートで視覚化し、主要なトレンドや発見を強調する。
• データの背後にある「なぜ?」を探り、背景や原因を説明する。
• 聞き手に「だから何?」を明確に伝え、データの意義を示す。
2. クロスファンクショナルコミュニケーションを活用する
「クロスファンクショナルコミュニケーション」は、異なる部門やチーム間でのコミュニケーションを円滑にするスキル。
全体像を把握しやすくなり、報告内容の深みが増します。
クロスファンクショナルコミュニケーションの方法
• 定期的に異なる部門とのミーティングを設定し、相互の進捗状況を共有する。
• 他部門の視点やニーズを理解し、自分の報告に反映させる。
• 専門用語を使いすぎないようにし、誰でも理解できるように説明する。
3. ストーリーアーキテクチャを設計する
「ストーリーアーキテクチャ」とは、報告を物語のように構築するためのフレームワーク。
報告が論理的で一貫性のあるものになります。
ストーリーアーキテクチャの方法
• イントロダクションで報告の目的を明確にする。
• ボディで主要なポイントやデータを紹介し、詳細を掘り下げる。
• コンクルージョンで報告の結論をまとめ、次のアクションステップを提案する。
4. 聴衆を引き込むプレゼンテーションスキル
「聴衆を引き込むプレゼンテーションスキル」は、聞き手を引き込むパフォーマンスとして捉えることです。
報告がより魅力的で記憶に残るものになります。
報告は、自分を引き立てるツールの一つ。
単なる情報提供するようなものとして捉えることを卒業しましょう。
聴衆を引き込むプレゼンテーションの方法
• プレゼンテーション中に視覚的な要素を取り入れる(ビジュアル、動画など)。
• 質問やクイズを使って聴衆の関心を引く。
• エネルギッシュなトーンとボディランゲージを使って、話に引き込む。
5. リフレクティブリスニングを実践する
「リフレクティブリスニング」は、フィードバックを受け取る際に積極的に耳を傾け、自分の報告の改善に役立てるスキル。
報告の質を継続的に向上させることができます。
リフレクティブリスニングの方法
• 聞き手の意見を尊重し、理解するために質問をする。
• フィードバックを受け取った後、それを元にどのように改善するかを考える。
• 定期的に自分の報告スタイルを振り返り、改善点を見つける。
報告のスキルをさらに磨くための上級テクニックまとめ
最後に、抑えておくべきところは、結論を何処に置くのかを決めること。
報告のスキルを活用する事に全力になってはいけません。
報告はただの情報伝達になっているものでもありません。
作文を作って、ただ読んでいるだけの内容とも違います。
ましてや、相手の顔色をうかがって加工するものは秘密工作員まっしぐら。
ここで書いたテクニック事例は、相手が求めることを伝えられているからこそ。
だからこそ、うまくいくし、自分の役に立つものになります。
大切なことは、結論が聞き手に対して核心をついたものであること。
そのことが、より一層のインパクトを与える強力なツールに変わるのです。
相手が「それよ!それ!!」と欲していた結論を明確にしたうえで、
- データストーリーテリング
- クロスファンクショナルコミュニケーション
- ストーリーアーキテクチャ
- プレゼンテーションスキル
- リフレクティブリスニング
など駆使してくださいね。
そして、気がついたら「報告の名人」と言われる人になっているのです。
意識しているうちは、身についていないので、直ぐに忘れちゃいます。
日々の中で繰り返し実践あるのみです。
次回は、報告スキルの実践に役立つリソースやツールについてサラッと書きます。
チホズ文字分析もご興味があれば。