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デキる上司は知っている:部下を育てる効果的な質問術

鎌田千穂

鎌田千穂

テーマ:やる気を維持するヒント

チホズスタジオ
産業カウンセラーの鎌田千穂です。
福岡市でオンラインや訪問を中心としています。
事業内容は産業カウンセリング及びコンサルティングサービスです。
チホズ文字分析による、人材分析及び提案も行っています。

効果的な質問方法で部下がみるみる育つ

自己流だと、「この方法で良いのだろうか」と確信を得られないままで日々過ごすもの。
どのような質問方法が、どのような場に適しているのか振り返ってみましょう。
本記事では、「オープンクエスチョン」と「クローズドクエスチョン」という2つの質問方法を紹介し、それぞれを使い分けるときのポイントを説明します。
質問

質問方法によって部下の成長を促す

「オープンクエスチョン」と「クローズドクエスチョン」を意識的に使い分けることで、部下から的確な反応を引き出し、適切な行動を促すことができます。

オープンクエスチョン:


「5W1H」を使った質問。
「何(What)」
「誰(Who)」
「いつ(When)」
「なぜ(Why)」
「どこ(Where)」
「どのように(How)」
を用いる質問。

クローズドクエスチョン:

イエスかノーで答えられる質問。
「明日の17時までに資料を作れますか」
「打ち合わせの場所は○○会議室ですか」など。

オープンクエスチョンは、部下に答えを考える機会を提供する質問。
思考を深める効果があります。
特に「なぜ(Why)」を効果的に用いると、深い洞察を得ることがでるもの。

トヨタでは、問題解決のために「なぜ」を5回繰り返す「なぜなぜ分析」を取り入れています。

一方、クローズドクエスチョンは、部下に判断を仰ぐ質問。
迅速な意思決定を促します。

ですが、矢継ぎ早にクローズドクエスチョンを使うと尋問に。
部下が圧迫感を感じる可能性があるため、注意が必要です。

デキる上司はクローズドクエスチョンを使うことがうまい

オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンの使い分けにより、部下の受け止め方が大きく異なる場合があります。

部下がクローズドクエスチョンで会話がデキる育成法

クローズドクエスチョンを使う部下は、上司が成長具合を判断しやすくなります。
部下の考えや選択の妥当性を理解することで、適切なフィードバックを提供が可能。
そして、成長スピードが速くなります。

「どうやればいいと思うか」
「いつまでにやるべきと考えるか」と反問することで部下に考える機会を設けること。
その答えから、部下の思考プロセスを理解し、フィードバックを提供します。

デキる上司は、オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンを効果的に使い分け、部下の成長を促す質問方法を身につけています。

デキる上司は知っている:部下を育てる効果的な質問術まとめ


部下の成長を促すためには、2種類の質問を状況に応じて使い分けることが重要。
オープンクエスチョンは部下の思考を深め、新たな視点を引き出す事が可能。
一方で、クローズドクエスチョンは迅速な意思決定を促します。

部下がクローズドクエスチョンを使えるように育成スキルをアップ。
適切なフィードバックを提供すること。
それにより部下の成長を加速させることができます。

そのことで、あなたも明日からデキる上司です。
2つの質問方法を効果的に使い分けて、部下の成長をサポートしましょう。
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専門家

鎌田千穂(産業カウンセラー)

Chi-ho’s studio

組織課題を広い視野で捉え、主体性を持った思考と行動力、公私の均衡を図る自律型人材育成を行うこと。分析・統計による業務改善の解決策を示し、個人の悩みを解き放ち、企業の繁栄に繋げることが専門です。

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