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後編: 部門間の協力を促進するための対策

2024年6月6日

テーマ:激変する時代こそ聡明である秘訣

コラムカテゴリ:ビジネス

チホズスタジオ
産業カウンセラーの鎌田千穂です。
福岡市でオンラインや訪問を中心としています。
事業内容は産業カウンセリング及びコンサルティングサービスです。
チホズ文字分析による、人材分析及び提案も行っています。

前編で取り上げたように、部門間の協力不足は企業全体にとって深刻な問題。
では、どうすればこの問題を解消し、各部署が建設的に協力し合えるようになるのでしょうか?
ここでは、そのための具体的な対策をいくつかご紹介します。
焦り

1. 従業員間のコミュニケーションの強化

部署や世代を超えたコミュニケーションの機会を増やすことが大切。
例えば、ランチミーティングや社内イベントを通じて他部署の業務や視点を知る機会を設けましょう。
ときには社外の交流イベントも有効です。

2. ジョブローテーション

他部署の業務を一定期間経験することで、視野が広がります。
これにより、各部署の業務を理解しやすくなり、協力体制が強化されます。
例えば、営業部の社員が製造部で数カ月間働くことで、現場の苦労を理解し、現実的な営業活動ができるようになります。

ジョブローテーションを導入する際の注意点

移動に対して過度な抵抗を持つ人がいること。
例え、面談で納得して移動が決まったとしても、ネガティブコレクター気質を持つ職員の場合は、「自分はお荷物でやっかいもの」と、妄想の世界の中で悲劇の主人公になる人もチラホラ。
そのため、
産業カウンセリングは認知の歪みの軌道修正
面談は、事実を事務的に伝える。
という、産業カウンセリングと職場面談の二段階フォローを行っておくと安心。

3. 部署間横断プロジェクト

複数の部署が協力してプロジェクトを進めることで、異なる視点や経験を共有。
例えば、マーケティング部と開発部が共同で新製品の開発に取り組むこと。
そのことで、新しいアイデアが生まれ、より良い製品が生まれます。
横断プロジェクトは、各部門の情報共有もあることで会社にとっても魅力的。

4. 評価制度の見直し

部署独自の評価基準に偏らず、企業全体にとってプラスになるかどうかを基準に評価制度を整えましょう。
例えば、他部署との協力を評価項目に追加することで、自然と協力の姿勢が育まれます。

5. 組織内部から外部への視野の拡大

市場や顧客のニーズを把握し、それに基づいて目標設定を行うこと。
そのことで、企業全体にとってプラスとなる視点を持つことができます。
これにより、各部署が協力しやすくなります。

6. 部署間を通じた業務プロセスの検討と問題点の共有

営業、経理、製造など各部署のトップが集まり、情報を交換しながら企業全体の業務プロセスを検討。
そのことで問題点を発見し、解決のために協力できる体制を確立ができます。

これらの対策を実践することで、部門間の協力が促進され、企業全体の業績向上へ期待。
そして、職場の雰囲気も良くなり、従業員一人ひとりが働きやすい環境が整います。

まとめ

企業の未来は、部門間の協力にかかっています。協力し合うことで、より強い組織を築き、成功へと導きましょう。
これからも視野を広げ、互いに協力し合い、個人も企業も共に成長していけるよう努力していきたいものですね。
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この記事を書いたプロ

鎌田千穂

業務改善と人材育成のプロ

鎌田千穂(Chi-ho’s studio)

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