企業の永続的な成長には一人ひとりの自己肯定感が関わる
チホズスタジオ
産業カウンセラーの鎌田千穂です。
福岡市でオンラインや訪問を中心としています。
事業内容は産業カウンセリング及びコンサルティングサービスです。
チホズ文字分析による、人材分析及び提案も行っています。
今も残る根強い会社の中の課題。
売上や生産性を追う会社の職員の会話に出てくる下記の内容。
営業は無理な注文ばかり取ってくる
製造はいつも納期を守らない
営業が内勤者の給料を稼いでいるんだ
なんて愚痴を聞いたことありませんか?
これって単なる愚痴ではなく、実は企業が抱える深刻な問題の一端なんです。
各部門が自分たちの利益や権限に固執しすぎると、組織全体の利益や効率性が二の次になってしまいます。
この現象をカタカナ用語では「セクショナリズム」といい、日本語では「企業の割拠主義」と呼びます。
「割拠主義」が蔓延するとどうなるか?
各部署が孤立し、協力はおろか、必要な情報すら共有しない。
結果として企業全体が大きなダメージを受けるのです。
組織内で自分たちの利害にこだわりすぎると、どんな問題が起こるのか見てみましょう。
専門分野の特化
現代のビジネスでは、顧客が求める製品やサービスの専門性が高まっています。
そのため、各部署が専門分野に特化し、スペシャリストとしての役割を果たすことが求められます。
ですが、これが進みすぎると他部署の業務が理解しにくくなり、結果として孤立してしまうのです。
個々の競争意識
昭和のはじめ頃に横行していた、精神的に追い立てて、競わせる古いやり方です。
「負けたくない」という競争意識に火をつけ焚きつける。
そうすると「他部署には負けたくない」と殺気立ち、他部署を目の敵にする。
その空気が部署全体に広がります。
この競争意識が強すぎてしまうと、他部署を排除したり嫉妬が生まれます。
そのことから協力が難しくなります。
今どき、そのようなやり方を取っている企業の定着はとても悪く、ネットでも叩かれます。
従業員間のコミュニケーション不足
横のつながりが薄く、コミュニケーションが不足。
そうなると、他部署の人々を理解しにくくなります。
そうなると、部門間の協力が困難になります。
広い視野の欠落
部署ごとの目標達成に集中するあまり、企業全体の利益を見失うことがあります。
毎日のルーティンに固執するあまり、変化を毛嫌いする。
もちろん、雑務が多ければ多いほど、仕事を増やしたくない意識が働きます。
この狭い視野が部門間の協力を阻害します。
まとめ
こうして見ると、まるで会社が内側から崩れていくような気がしてきますよね?
でも心配は無用です。
問題がわかれば、解決策も見えてきます。
次回の後編では、これらの問題を解消し、部門間の協力を促進する具体的な方法について見ていきましょう。
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