質問のアート:オープンエンド質問とクローズエンド質問の奥深い違い
チホズスタジオ
産業カウンセラーの鎌田千穂です。
福岡市でオンラインや訪問を中心としています。
事業内容は産業カウンセリング及びコンサルティングサービスです。
チホズ文字分析による、人材分析及び提案も行っています。
外国人部下とコミュニケーションが取りづらい要因
外国人部下と円滑にコミュニケーションを取るのは時に難しいことがあります。
では、なぜそのようなことが起こるのでしょうか?
ここでは、主な要因についてお伝えしますね。
1. 言語の壁
最も大きな要因の一つは「言語の壁」です。
外国人部下の母国語は日本語ではありません。
日本で働く以上、ある程度の日本語は習得しているはずです。
ですが、来日して間もない場合は、ビジネスレベルでの高度なやり取りが難しいことも多々。
そのため、日本人上司側が外国人部下に対して日本語の上達を期待することは厳しい。
自らも率先して工夫を凝らすことが求められます。
例えば
- 相手の母国語を少し学んでみる。
- 相手の日本語レベルに合わせて話すスピードや単語を調整する。
そんな工夫を行い互いに歩み寄ることが効果的。
また、日本語教育のサポートを提供するなど、何かしらの対応が必要となるでしょう。
ちょっとしたアドバイス
日本語の冗談を教えてみるのも良い手です。
笑いはどんな壁も壊す強力なツールです。
例えば、「今日は日本語のジョークを一つ教えてあげるよ!」なんて仕事から離れること。
笑いながら言語を学ぶと、ぐっと距離が縮まりますよ。
ちなみに私の場合は、
- 翻訳アプリケーションソフトを使う
- 検索した画像を見せる
など、言語に頼らない方法を使うことも多いです。
2. 価値観の壁
次に挙げられる要因は「価値観の壁」です。
育ってきた環境や文化、これまで働いてきた環境が異なるため、価値観が違って当然。
国内でも都道府県ごとに価値観が異なることはよくあるコト。
ですが、これが海外となると、その違いはさらに大きくなります。
日本企業の価値観を押し付けてしまうと、外国人部下との間に溝ができ、コミュニケーションがスムーズにいかなくなります。
外国人部下と上手く付き合うためには、まず価値観の違いを受け入れ、尊重することも大切。
ちょっとしたアドバイス
価値観の違いを感じたら、
「なるほど、そういう考え方もあるのか!」
と感心するフリをしてみましょう。
そのことで、自分自身も発見があり、実際に深く感心しちゃうことも多い。
人間というのは、感心するふりをすることで、感心するスイッチを入れる生き物だからです。
3. 文化の壁
最後に紹介するのは「文化の壁」
日本には独自の文化があり、外国にもその国独自の文化があります。
この文化の違いが、コミュニケーションの障害となることが多い。
特に、留学生から雇用した外国人部下は日本企業の文化に馴染みやすいかもしれません。
母国で就業経験のある外国人部下は、その母国の企業文化を基準にしていることが多いもの。
こうした場合、文化の違いがコミュニケーションの取りづらさに繋がります。
文化の壁を乗り越えるためには、相互理解が不可欠。
お互いの文化を理解し尊重する姿勢が、円滑なコミュニケーションへの第一歩となるでしょう。
ちょっとしたアドバイス
文化の違いを楽しむのも一つの手です。
例えば、「今日はあなたの国の面白い習慣を教えて!」と興味津々で聞いてみましょう。
驚きの文化に笑ったり、感心したりすることで、お互いの理解が深まります。
外国人とともに働くときに残念と感じたこと
私が残念だなぁと感じた出来事は、女性が働くことを望まない文化がある国です。
どんなに能力が高くても、お仕事をお願いすることでご両親が反対をする。
そのことから、仕事を辞めていく方も多かった。
まるで昔の日本女性のようでした。
日本女性も、戦争があることで男手が足らないことから「職業婦人」という言葉で労働することが可能になりました。
また、昭和頃まで、「寿退社」という、20代前半までに結婚をしていない女性は認められない。
結婚をすると仕事を辞めないと、伴侶となる男性は甲斐性がない。
と社会的地位を疑われ格差をつけられる時代でした。
だからこそ、私達は文化が分からずとも、理解をすることはできる。
例え自分たちの考えを述べても、学んだ環境が違えば主張は、高圧的な押付けに変わってしまいます。
まとめ
外国人部下とのコミュニケーションを円滑にするためには、言語、価値観、文化の壁を理解し、対応することが必要。
そして、自分たちの当たり前を変えつつ、外国人部下と楽しく働ける環境を作り上げましょう。
そのことこそ、新たなビジネスが生まれる機会ともなるのです。
ただ、一日の中にちょっとしたユーモアを交えてみてください。
笑いが生むコミュニケーションの効果は絶大です。
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