再就職活動は、人と違う発想で動き続けることが上手くいく シリーズ3/6
こんにちは!
産業カウンセラーの鎌田千穂です。
福岡を拠点に業務改善&組織変革
チホズスタジオ(Chi-ho'sstudio)です。
再就職の戸惑いに向き合う シリーズ5/6
面接と自己ブランディングについてお話しします。
再就職活動の中で、面接は重要な局面です。
効果的な面接対策と自己ブランディングの構築に焦点を当てて、成功に繋げる方法を考えてみましょう。
1. 前準備とリサーチ
面接前には、企業やポジションについて十分なリサーチを行いましょう。
企業の文化やビジョン、面接官の背景などを知ることで、より適切な回答や質問ができます。
また、自分の職務経歴やスキルについても復習し、具体的な事例を挙げられるように心構えましょう。
2. ストーリーテリングを活かした自己紹介
面接では相手に伝えたい思いやコンセプトなどを、印象的な体験談やエピソードなど「物語」を引用して、伝える手法なども有力です。
自分の経歴やスキルを物語として紡ぎ、面接官に印象的に伝えることで、自己ブランディングがより強化されます。
経験や達成に焦点を当て、なぜそれが重要だったのかを伝えましょう。
3. 体験や実績の具体的なアピール
面接では抽象的な表現よりも具体的な事例や実績が印象的です。
過去のプロジェクトや成果を細部まで踏み込んで説明し、どのように問題に取り組み解決したのかを示すことで、自分の価値をより具体的にアピールできます。
4. 質問への適切な回答と積極的な質問
面接では質問への適切な回答が求められますが、同時に積極的な質問も重要です。
企業の文化や仕事の雰囲気、今後の成長計画などについて質問することで、面接官との対話が深まり、自分の適合度をアピールできます。
5. フォローアップと感謝の表明
面接後はフォローアップが大切です。感謝の意を述べつつ、面接での印象や自分の強みを再度強調するメールを送ることで、印象が良く残ります。
このプロセスも自己ブランディングの一環と考え、丁寧に対応しましょう。
最後に
面接と自己ブランディングは再就職活動において鍵となるステップです。
これまでの面接時に伝えられることの多くは、自分が伝えたいことが最優先の内容が多いということ。
自己弁護を伴う自己ブランディングに力を入れるあまり、企業側が、「何故、この求人を募集していて、あなたに会いたいと思い、面接の機会をつくったのか」という考えはあまりにも少ないことが現実です。
また、面接する企業側も、わざわざ自社まで足を運ばせる会う機会を設けたのかが希薄になり、事務手続きの一つにしか過ぎない対応もあるかもしれません。
面接というのは、雇用する側と雇用される側では対等な立場です。
相互の関係性を構築するために、相互間の譲歩できるものを擦り合わせて、互いが合意することで、雇用という契約を結ぶものであり、そのことが決裂した場合は契約にならないだけです。
面談では企業の体質や自分の人柄など見極める機会ですから、面接の考え方や自己ブランディングは再就職活動において鍵となるステップとなるのです。
次回は、仕事での適応力とスキルの向上に焦点を当てます。お楽しみに!