自分を信じるられるか否かで接し方が変わる
業務改善&組織変革
チホズスタジオ(Chi-ho'sstudio)
産業カウンセラーの鎌田千穂です。
言葉にできない悩み、それは職場の課題です。
そして、それこそが慣れによる暗黙のルールから生み出されている真実でもあります。
職場で感じる悩みや苦しみ。
それを具体的に言葉にすることは簡単ではありません。
しかし、その悩みを理解してもらい、解決へと繋げるためには、言葉にできることが不可欠です。
産業カウンセラーが教える、職場の悩みを言葉にするためのコツを紹介します。
感情の整理と具体的な表現
職場での悩みを言葉にするためには、まず感情を整理することが大切です。
感じている感情が具体的に何かを考え、それを言葉にしやすくする方法を紹介します。
言葉にしやすい感情の表現を見つけることで、悩みを相手に伝えやすくなります。
ストーリーを組み立てる力
悩みを具体的に伝えるためには、それをストーリーとして組み立てることが重要です。
産業カウンセラーがクライアントと行うようなセッションで使われる「ストーリーテリング」の手法を取り入れ、職場の悩みを具体的で理解しやすい形に仕立てる方法を活用していきます。
ストーリーテリングは、物語のように情報伝達するストーリー型です。
無理やり論理的にする必要はないので、時間をたっぷり使いながら伝える、ストレスがない方法の一つです。
言葉の壁を打破するコミュニケーション術
悩みを言葉にする際には、相手とのコミュニケーションが鍵となります。
そして、「会話をする」実践しかありません。
しかし、言いたいことが伝わらない、理解されないと感じることはよくあります。
その際「効果的なコミュニケーション術」という概念を外してください。
効果的か否かではなく、「何を伝えたいのか、そのことで何が伝わったか」に意識を向けてください。
その状況を飛ばして、相手の気持ちを全く確認できていない状況で話を進めると誤認識が生まれます。
そして、よくありがちなのは、「上手くできるようになってから話をしよう」と考えることが違います。
コミュニケーションとは、日々アウトプットをして、相手の反応を理解しつつ、経験から身につくものです。
自信がないからこそ、話す練習として産業カウンセリングをご利用くださいませ。
次第に会話力が向上していき、話しながら頭の整理も早くなっていくことを実感されますよ。
SNSやブログなどを利用し、人の反応を知る
SNSやブログは、ある意味、何を話して良いのか調べながら書いていくことで、情報と言語化の準備となるシミュレーションになります。
他人のブログだけを見て、何の反応もしないのはストーカーと同じこと。
自分の感想を相手の気持ちに寄り添い文面を書くことで、言語力につながる情報が増えていきます。
次第に、そのことを伝えることができるようになるため、会話は益々向上していくようになります。
自分の声で未来を切り拓く
人の多くは、会話で頭の整理をしている方が殆どです。
言葉にすることで、相手に伝えられる力も向上していきます。
そして、言語化できる自分になることは、自分の声で未来を切り拓く第一歩となります。
職場の悩みを具体的に伝え、理解されることで、問題解決の道が開けるよう、相手と面と向かって話をすることが一番の近道なのです。
最後に
自分の声を様々な方法で挑戦してみることで、言語化をしていく力と同時に考える力をつけます。
そして、より良い職場環境を沢山の人と接しながら、自分にとって良いこと、悪いことの出来事から学び、思考の柔軟さを取り入れましょう。