毎日は奇跡の連続
業務改善&組織変革
チホズスタジオ(Chi-ho'sstudio)
産業カウンセラーの鎌田千穂です。
新卒20代、言葉にできない悩みについてお話しします。
産業カウンセラーとして本格的に動き始めたのはさかのぼること10年前。
そのころから、人は変われども、しんどさと笑顔のはざまで揺れる20代の状況は常に同じです。
どの方も、新卒で入社し、初めての職場で心躍る毎日を送るはす・・・だった。
ですが、通勤をして職場で仕事を覚えながら、次第に言葉で言い表せない感情が心に渦巻くようになり、とても辛くなっていると話されます。
職場の方々はとても親切。
ですが、年齢が離れていることもあり、常に忙しそう。
何度も質問をして教えてもらうことに申し訳ない気持ちで一杯です。
早く仕事を覚えて、いちいち内容を聞かなくても、1人でできるようになりたい。
そう思うと、会社に行くことが辛くて眠れない。
そんな話が多く聞かれ、早い方では職場に配属されてから、3か月ごろくらいから遅刻や欠勤が見られるようになってきます。
人間関係に悩み、しんどさと笑顔のはざまで心が揺れ動いているようなのです。
しんどさの影に潜む真実
職場の人間関係に翻弄され、笑顔の裏にしんどさが潜む孤独感。
正解か不正解なのかわからないまま、どれくらい経つと一人で仕事ができるようになるのか、先のみえない孤独感を増幅している方が多いのです。
初めての職場での、年が離れた見知らぬ沢山の人たちと関わるようになり、精神的に感じる疲れ。
言いたいことが言語化できない焦り。
例え言語化できたとしても、敬語や言葉使いを指摘されると「話さない方がいい」という落胆。
こういった、自分が感じている「しんどさの正体」をもう少し具体的に知り、自覚していくことが、しんどさが潜む孤独感から解放される鍵となります。
言葉にできない悩みとの向き合い方
言いたいことが言語化できない。。。
言いたいことを伝えるのであれば、敬語や言葉使いを意識しないといけない。
この思考による行動制限を抱えている状況で悩む新卒20代。
企業が求める状態に沿うように動いている職場の管理職者にとっては、そんなにかまっていられるモノでもなく、自分で対処して欲しくなります。
そうすると、職場の管理職者の動きが鈍ることで、企業の機会損失も併せて大きくなるものです。
また、教育指導者は相談者として立ち位置を確保したとしても、教育指導者も他に仕事を抱えているのでしたら、気持ちはわかっていても対応が遅れることも必然になります。
更に、次年度には、新卒が入社するのですから、今の新卒対応は来年になると、「教えたでしょう」という気持ちから、突き放された状況に受け止められやすくなります。
更に孤独感と焦りにより、12月ごろからモチベーションは、不安で下がりっぱなしになりやすい。
産業カウンセリングで、思考による無自覚の行動制限を解放する
そんな、新卒20代の言葉にできない悩みとどう向き合い、解決への一歩を踏み出すのか。
その秘訣を紐解いていきます。
産業カウンセリングの開始時期
新卒20代の言葉にできない悩みは、全てが手探りによる職場環境の影響が後押しをしてしまい、自らで自らを苦しめてしまう要因が重なります。
そのため、職場配属前から、心理面を考えたアプローチが必要です。
新卒20代の言葉にできない、心の中に抱えた悩みやしんどさを解放するために、産業カウンセリングを取り入れます。
産業カウンセラーとの対話を通じ、新卒20代の言葉にならない気持ちや感情を言語化しながら、心に向き合い、肯定的に考えられる力を育んでいくようにしていきます。
言葉にできない悩みを言語化していく訓練
産業カウンセリングは、言葉にできない悩みを言語化していくトレーニングになります。
そういった行動が、自発的な行動の訓練ともなる付加価値の高い積み重ねから、新卒20代のストレス耐性を向上することにつながり、新たなキャリア形成として自分と向き合う小さな決断を始めるようになります。
結果的に、職場のしんどさに克服の一歩を踏み出し、笑顔がより輝く未来へと進んでいくことができるようになっていきます。
職場の皆さまのご経験を、新卒20代の頃に感じていた気持ちを思い出してください。
「相手のことを考えて~」と言っている人ほどこそ、実は一番忘れている方が多いと感じています。