リーダーシップのゲームチェンジャー:5つのスキルが世界を変える!
鎌田千穂です。
産業カウンセラーとして
心理学的手法を活用しつつ、個人の思考から生まれる行動制限を解くことを行い、企業で働く人の課題を分析し、人が育つことで企業が更に伸びてゆくための業務改善&組織変革を、チホズ スタジオ(Chi-ho's studio)では行っています。
今日は「相手の気持ちを受け止めながら行うキャリア面談」ついて書きますね。
今年も残すところ2カ月と、あっという間に時は流れ、気がつくと新たなキャリアの一歩を踏み出す方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな時には、
まだまだ自分は力が足らない。。。
役割が変わるなんて前のままでいい
育成指導なんて自信がない。。。
と思っていたとしても、時間は決して待ってはくれません。
自分の心とは裏腹に、周囲の人の評価により、自信の有無に関係なく役職がつくことや職責者としての役柄がつかなくも、職員の育成指導をする側になっていくことも良くある話です。
そんな中で戸惑うことの一つにキャリア面談があります。
面談の大切なカギは、相手の心理的安全性の確保と自己評価によって大きく変わります。
時として、心理的な不安と自己評価の高低差が、思った以上に自分自身にとっても相手にとっても重くのしかかってくることがあります。
この記事では、キャリア面談対象者が心理的安全性の確保をしつつ、自己評価を高め、キャリアを輝かせる方法についてヒントになると嬉しいです。
どうぞ最後までお読みくださいませ。
自己評価の影響力
さて、相手の心理的安全性の確保のために、相手の自己評価があなたのキャリア面談に、どれほど深い影響を与えるか少し考えてみましょう。
自己評価と自己意識
自己評価は、自分自身を知り、自分の得意なことや成長のチャンスを見つけるのを手伝ってくれます。
例えば、以前の経験を振り返って、ストレス一杯で気持ちが落ち着かない時、悲しくて辛いときにもめげそうになる自分を奮い立たせながら困難に立ち向かったことで、どんな結果を出したかを振り返ること。
そんな出来事を思い出し、今の自分があるんだと気が付いた時など、自己意識の切り替えができ、自己評価が高まりやすい方が多いようです。
注意点としては、それはあくまでも「あなたの経験」キャリア面談のときに、何かのヒントになればいいなと思って、相手に経験談を語ることはNGです。
自己評価と目標設定
自己評価は、目標設定とも絡んでいます。
自分の弱点を認識して、それに立ち向かうための具体的な目標を立てるのが、自己評価の一部となります。
やってはいけないこととして、面談をする側の期待を乗せて、相手が行動するように誘導すること。これは、やらされている感が強くなり、プレッシャーに感じるからです。
大切なことは「自分でもできる!」「やってみたくなる!」というように心が動くこと。
心が動くには、相手が理解できる言葉で、相手の心理的安全性の確保を感じ、より具体的に想像ができるように手伝うことが一番です。
・・・とは言え、文章に書くことは簡単。
実際にやってみると、思った以上に手間がかかる。
人によって受け取り方が違うため、環境など状況を変えるなど、色々な変化の中から導き出すことも必要です。
相手の自己評価を高めるには
次に、面談などの際に相手の自己評価を高める方法について、お話をしましょう。
自己認識と自己受容
自己評価の向上は、自己認識と自己受容から始まります。
自分自身をよく知り、受け入れることで、自己評価が向上し、自信をつけることができます。
面談をする際に相手の自己評価を高めたいと感じるときは、どんな強みがあるかを伝え、伝えられた相手が、「嬉しい!」と、素直に受け止められたときに、自己評価を向上することが多いです。
成長につながるフィードバック
周囲からのフィードバックを受け入れ、それを成長の機会として受け入れることが、自己評価の向上につながります。例えば、部下からのフィードバックを受けたら、それを肯定的な考え方で受け入れ、上手くいくための提案や気づいたことを共有しつつ一緒に考え、成長のための具体的なステップを相手の経験に合わせた事柄をもとに考えて見るとうまくいきます。
中には、どんなに素晴らしい実績や技術を持っていたとしても、褒められ慣れしていない方や自己肯定感が低い方の場合は上手くいかない事が多いです。
そんな時は、産業カウンセラーと連携を取りながら、その方の思考の切り替えと論点整理を行うことで、キャリア面談が円滑に進むことが多く多大の心の負担軽減や時間の短縮化につながります。
自己評価がキャリアに与える影響から学び取る力
次に、自己評価がキャリアに与える影響から学び取る力に対して意識向けてゆきます。
自己評価は独りよがりになりやすいものも多く、思考の行動制限があれば、受け止め方がゆがみます。
また、都合よく解釈をすることで、真っ直ぐに伝わらない事が多いのも事実。
自分も相手も「自分はこれで良いんだ!」という思考であると誤認識と誤伝達は人間関係の歪みとなるので、「何が伝わったのか」を状況を見ながら確認していくことは重要です。
過去の事例から学び取る力
体験談を通じて、自己評価の向上がどのようにキャリアの成長に貢献したのか気がつくことが大切です。
この体験談の受け止め方は人によって違うことが多く、たとえ成功したとしても「上手くいった!成功した!!」と自覚をしていない場合は自己評価が低い状況に陥りやすいものです。
特に理想が高くこうなりたい承認欲求が強い場合は成功事例を喜べないことがあり、いつも「もっと喜んでいいのに。何だかもったいないなぁ」と思うことがあります。
そのため、たとえば、同じチームの別のメンバーが自己評価を高め、チームのモチベーションを向上させたエピソードがあればその内容を振り返り、自身のキャリアに役立つアイデアを見つけていくよう支援をすることも効果的です。
挑戦と成長に一歩踏み出す勇気
キャリアにおいて、挑戦と成長は非常に重要です。
自己評価が高いと、新たな挑戦をどう受け入れ、成長の機会に変えるか、機会を掴み取る力が高まります。
キャリアアップのアドバイスは、相手が考え「よし!やってみよう!」とやる前の壁がなくなることが大事です。そして、またまた出てくる「自分の経験談を話して、相手の喜びを打ち消してしまいがちな気持ち」に対して、お口にチャックをしてくださいね!
ご自分の経験談を話してしまうと、面談を受ける側は劣等感が強くなってしまいやすく、「自分は経験がないし、そんな話を聴いたってできないよ」とやる気を失ってしまう場合が多いからです。
「やってみよう!」と相手の心が動く面談
この記事を通じて、自己評価が成功への鍵であることを理解し、具体的なアクションステップを書いてみました。
面談を受けたことがある方はご経験があるかもしれないこととして、そもそも面談を受ける歳、モチベーションは低くなりがちです。
そこに、こちらから提案をすることは、圧力をかけたつもりはないけれどプレッシャーとなることも多いため、面談が楽しくなるような関係づくりは大切です。
面談を受けると、「やってみよう!」とモチベーションが高くなるような会話を心がけることができていると、組織の動きが良くなっていきます。あわせて、面談時には、自己評価が向上していることが大切で、自己評価が高ければキャリアを輝かせる力に加え、動きに速さが備わります。
ただし、上司部下などの利害関係があると、うまくいかない場合があるので、面談をする前に、自らが産業カウンセリングを受けることで、接し方の予行練習が可能になります。
そして、自らの力で自己評価を高め、キャリアの未来に一歩近づくヒントを見つけ出せるようにサポートを受けておくと面談がうまくいきやすくなるかもしれません。
お試し価格以降に継続をご希望の方がいらっしゃればお試し価格での対応も検討しています。
キャンペーンは予告なく変更する場合があります。
その際は、ご理解くださいますようよろしくお願いいたします。