企業としてのカスハラ対策

北出慎吾

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テーマ:コラム

おはようございます。福井の社会保険労務士 北出慎吾です。すっかり秋となり、来年の労働カレンダーを作成していた所、そういえば今年はうるう年でパリオリンピックが開催されたんだと改めて実感。時が経つのが早いですが、来年は「年金改革」や「労働改革」など我々の仕事に大きく影響する法改正が出てきそうです。さて、本日もメルマガをご覧いただき誠にありがとうございます。
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最近、カスタマーハラスメントに関するご相談や対策に関することが増えています。行政機関の取り組みも取り上げられており、福井市や越前市などは職員の名札を「名字」のみに変更し、トラブルに巻き込まれることを防ぐ対応を行っています。実際には姓名が書かれた名札を見てSNSなどで個人情報を検索されたり、インターネット上で実名をさらされたりする恐れがあるとして、今回の方針が決まったようです。その他コンビニなどの小売店などでも「名字」やイニシャルにするところも増えてきました。クレームとカスハラの線引きが難しい部分ではありますが、厚生労働省はカスハラの定義について次のようにまとめています「顧客等からのクレーム・言動のうち、当該クレーム・言動の要求の内容の妥当性に照らして、当該要求を実現するための手段・態様が社会通念上不当なものであって、当該手段・態様により、労働者の就業環境が害されるもの」「社会通念上不当」というのがポイントですね。お客様からお叱りを受けた、厳しい言葉を受けたというだけで直ちにカスハラには該当しませんが、労働者に対する心理的なケアは必要不可欠です。企業として労働者の安全配慮義務を行う観点から対応マニュアルや実務研修など企業として取り組むことが増えてきたハラスメント対応。気持ちよく働いてもらうためには必要なことです。

【編集後記】
ちょうど今は野球のプレミアム12が開催されていますね。前回は日本が優勝しましたが、WBCに続き、プレミアム12も優勝できるか注目です。

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北出慎吾
専門家

北出慎吾(社会保険労務士)

北出経営労務事務所

顧問契約(労働・社会保険の書類作成、手続き代行)や給与計算業務だけではなく、会社を発展させ、リスクから守る就業規則の作成、人事評価制度の構築や社員研修などを得意としている。返済不要の助成金提案も好評。

北出慎吾プロは福井テレビが厳正なる審査をした登録専門家です

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