企業側と新入社員のギャップ「規律性」
おはようございます。福井の社会保険労務士 北出慎吾です。4月も中盤となり、暖かくなってきたのでこれからバーベキューやキャンプなどのアウトドアを楽しむ方も増えてくるのではないでしょうか。私もアウトドア大好きなので、バーベキューなどGWに早速行う予定です。
新入社員研修で、お伝えしていることに「社会人の権利と義務」があります。義務を果たさないのに、権利を主張するという声が一部の経営者の中でもありますが、今一度、使用者、労働者の「権利と義務」について考えてみましょう。
労働者には給与をもらう権利、有給休暇を使う権利などがありますね。権利という一面から見るとそうですが、労働者は、会社との労働契約に基づき、労務を提供する義務があります。その結果、給与をもらう権利や有給休暇を使う権利が発生します。
つまり、権利と義務はセットで考えることが必要です。また単に出勤していればいいというわけではなく、労働者は上司の指示に従い、誠実に労働する義務、職務に専念する義務も生じます。また就業規則に定められたことを守るという職場秩序遵守義務などもありますね。
会社の義務は、労働時間把握義務、安全配慮義務、有給休暇の5日義務などがあります。会社の権利でいうと、人事権、業務命令権、施設管理権などがあります。こう見ると、権利と義務のバランスは非常に大事で、働き方の多様化によって従来とは違う考え方で働く人が出てきたり、周りへ配慮しながら上手に働く方もいらっしゃいます。
権利は権利として必要なものですが、お互いどのような義務が課せられているのかを理解したうえで、お仕事をすることを忘れてはいけません。義務はお互いに発生する。このような教育は定期的に行うことも大事な要素ですね。
【編集後記】
バーベキューで手の込んだ料理って作ったことありますか?今年は何か違うことをしようかな。。。。