モチベーションアップにつながる社内イベント
おはようございます。福井の社会保険労務士 北出慎吾です。今年も残り1ヶ月余りですが、そろそろ年末年始の予定を立てる時期でしょうか。(遅い??)年末を旅行で過ごす人も、実家で過ごす人、友人家族と過ごす人、色々といらっしゃるかと思いますが、予定を立てる、企画をする時は気分が向上しますね。インフルエンザが流行っていますが、体調管理にも気を付け、ぜひ予定を満喫しましょう。
株式会社ジェイックは、経営者・役員・人事を対象とした「求められる管理職像の変化や、管理職の課題」に関するアンケート調査の結果を発表しました。20年前と現在における「求められる管理職像の違い」としてなかなか面白い調査結果となりました。サマリーは以下の通り。
■「説得のコミュニケーション」から「対話のコミュニケーション」へ
まず、現在および20年前の管理職像において、「管理職には対話のコミュニケーションが求められると思う」と回答した人の割合は、現在の管理職像は20年前の管理職像と比べて21ポイント高く、「説得のコミュニケーションが求められると思う」と答えた人の割合は、現在の管理職像が20年前の管理職像と比べて4ポイント低い結果となりました。現在の管理職には、「説得のコミュニケーション」よりも「対話のコミュニケーション」が求められていることがうかがえます。
■「部下の管理と統制」から「強みや個性の重視・活用」へ
(管理職には)「部下の強みや個性の重視・活用が求められると思う」と答えた人の割合は、現在の管理職像が20年前の管理職像と比べて11ポイント高く、「部下の管理と統制(が求められる)」と答えた人の割合は、現在の管理職像が20年前のそれと比べて26ポイント低い結果となりました。現在の管理職は、「部下の管理と統制」よりも「強みや個性の重視・活用」が求められていることがうかがえます。
■「叱咤激励による人材育成」から「承認による人材育成」へ
(管理職には)「承認による人材育成が求められると思う」と答えた人の割合は、現在の管理職像が20年前の管理職像と比べて9ポイント高く、「叱咤激励による人材育成が求められると思う」と答えた人の割合は、現在の管理職像が20年前のそれと比べて24.5ポイント低い結果となりました。現在の管理職には、「叱咤激励による人材育成」よりも「承認による人材育成」が求められていることがうかがえます。
■「トップダウンの進行」から「ボトムアップの進行」へ
(管理職には)「ボトムアップの進行が求められると思う」と答えた人の割合は、現在の管理職像が20年前の管理職像と比べて5.5ポイント高く、「トップダウンの進行が求められると思う」と答えた人の割合は、現在の管理職像が20年前のそれと比べて25ポイント低い結果となりました。現在の管理職には、「トップダウンの進行」よりも「ボトムアップ進行」が求められていることがうかがえます。
■「決められた業務を確実に推進」から「変化に合わせて柔軟に自走」へ
(管理職には)「変化に合わせて柔軟に自走させることが求められると思う」と答えた人の割合は、現在の管理職像が20年前の管理職像と比べて29ポイント高く、「決められた業務を確実に推進することが求められると思う」と答えた人の割合は、現在の管理職像が20年前のそれと比べて7ポイント低い結果となりました。現在の管理職は、「決められた業務を確実に推進する」よりも「変化に合わせて柔軟に自走させる」ことが求められていることがうかがえます。
■管理職層におけるリーダーシップやマネジメントについて、課題に感じていること
・1位:「部下育成」(52.5%)
・2位:「部下とのコミュニケーション/関係構築」(39.5%)
・3位:「コンプライアンスやモラル意識」(30.0%)
となりました。時代の変化に伴い、20年前の管理職と今の管理職は求められているものが違うことが分かります。大事なのは、「教わっていない」「自分は出来ない」と卑下することではなく、今からでも学び、実行していこうとする姿勢が必要と感じます。新入社員が「教わっていないのでできない」と同じことを管理職が言うべきではありません。
ミライズの詳細はこちら
https://synergy-management.co.jp/hr_evaluation-merize/
シナジー経営社会保険労務士法人
シナジー経営株式会社
北出慎吾
【編集後記】
年末年始といえば、年越しそば、年越しうどん、おせち、お雑煮などなど美味しい食べ物がたくさん。これはこれで楽しみが増えますね。