テレワーク時の人事評価
おはようございます。福井の社会保険労務士 北出慎吾です。
桜が奇麗ですね。中車に乗っていると、満開の桜が見え、気持ちも和やかになります。夜はまだ肌寒い日もありますが、ライトアップされた夜桜も楽しみたいですね。
今の管理職がどのような意識で仕事をしているのか非常に気になりますよね。株式会社ラーニングエージェンシーは(旧トーマツイノベーション株式会社)管理職意識調査を実施し、その結果を公表しました。
調査結果のサマリーでは5つに絞っています。
1.目標達成している管理職ほどプレーヤー業務より「マネジメント業務」に重心がある
管理職の仕事においてプレーヤー業務とマネジメント業務の比率を目標達成度と合わせて見ていくと、毎年目標達成している管理職は
・「マネジメント中心(18.7%)」
・「ややマネジメント寄り(16.4%)」
で合計35.1%の方がマネジメント業務に重心を置いていることが分かりました。
これに対し、「残念ながら部門目標や部門計画を達成したことがない」と答えた管理職では、
・「マネジメント中心(7.2%)」
・「ややマネジメント寄り(15.2%)」
の合計22.4%にとどまり、毎年目標達成している管理職と12.7ptの差が見られました。
2.部門目標や部門計画を「毎年達成している管理職」の約7割が「部下の成長」を実感
管理職の方の部門目標や部門計画の達成度と部下の育成に関する質問では、「毎年、部門目標や部門計画を達成している」と答えた管理職では、
・「非常に成長している(4.5%)」
・「成長している(64.8%)」
合わせて約7割の方が部下の成長を実感していることが明らかになりました。
一方、「残念ながら部門目標や部門計画を達成したことがない」を選んだ管理職では、
・「非常に成長している(2.4%)」
・「成長している(34.1%)」
を合わせて4割弱。
「毎年は部門目標や部門計画を達成できていない」と答えた管理職では、両者の間となる
・「非常に成長している(3.2%)」
・「成長している(56.0%)」
の計6割の方が部下の成長を実感しています。
3.管理職と部下の「対話時間」が多いほど「部下の成長度」も高い傾向目標達成度が高い管理職ほど部下の成長を実感している傾向が見られました。
では、部下とのコミュニケーション時間と部下の成長度合いには、どのような関係が見られるのでしょうか。仕事の報告以外のコミュニケーションについて、月間でどのくらい部下との対話時間をもっているのかを尋ねたところ、部下の成長度合いにかかわらず月間5時間程度以下を選んだ管理職が6割以上を占めました。ただ、その中で部下の成長について「わからない」を選択した管理職は56.7%が「~1時間」と回答。「成長していない」から「非常に成長している」まででは最大でも35.3%であったのに対して、突出する結果となっています。反対に、部下が「非常に成長している」を選んだ管理職では「21時間~」という回答が14.0%を占めました。「わからない」から「成長している」までを選んだ管理職においては4%未満であることと比較すれば、大きな割合です。部下の成長には、管理職が仕事の報告以外のコミュニケーション時間を確保すること、必要な範囲でなるべく多くの時間を費やすことがポイントになると考えられます。
以上のように1~3の結果を見ると
・マネジメント割合が強い。
・部下の成長を実感している。
・部下との対話時間を意識している。
などの特徴が表れていますね。
納得する部分が大きいです。部下の能力をどのように引き出すか大事な部分です。次回は残り2つのまとめについてお伝えします。
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【編集後記】
福井ではさくら名所100選に選ばれた足羽河原の桜並木があります。
昼の桜もいいですが、ライトアップされた桜は圧巻。近々じっくり観てきます。