マイベストプロ福井

コラム

 新入社員への接し方を考える

2018年4月5日

コラムカテゴリ:ビジネス

コラムキーワード: 退職 手続き

・指示がいつも急で、かつ具体的な説明や理由や背景の説明が殆どなかった。

・待ちの時間が多く、適切なフォローを受けてもらえなかった。

・話しかける人がほとんどいなく、なんとなく社内の雰囲気も暗かった。


上記のコメントはある時期の社員のコメントとして
上位に挙がってくる言葉です。
いつの時期かお分かりになりますか?

答えは、
【入社後、早期(1~3ヶ月)で離職した新入社員】
の退職理由です。

これは東京のある人材教育会社の調査結果ですが
当てはまるなあと感じる方も多いと思います。

「人事白書2015年」によると、若年者に対する有効な
離職防止策の1位に、3年連続「上司による定期的な面談」
が挙げられています。
あなたの会社は定期的な面談を実施していますか?

「面談と言っても、仕事が忙しくて時間が取れないなあ」
とおっしゃる経営者、上司の方もいらっしゃいます。
しかしながら、人手不足の昨今、離職が続くと
社内の労務環境も悪化します。
結果、ますます人手不足が加速します。
業績にも影響を及ぼします。

ここでいう面談とは、社員の仕事ぶりや目標状況を確認する
面談です。時にはSOSを出してくる社員もいるかもしれません。
定期的な面談は離職防止だけでなく、目標達成への軌道修正にも大きく役立ちます。

一人15分や30分の面談は重要な社員教育の一環。
ぜひ実践してみましょう。
やれることはやってみる。
重要な経営判断です。

この記事を書いたプロ

北出慎吾

社会保険労務士として企業の成長に寄り添う人事労務のプロ

北出慎吾(北出経営労務事務所)

Share
  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ福井
  3. 福井のビジネス
  4. 福井の人事労務・労務管理
  5. 北出慎吾
  6. コラム一覧
  7.  新入社員への接し方を考える

© My Best Pro