オーバーホール(分解掃除)ってな~に??その③
おはようございます。ここ最近ネットサーフィンしていると機械式時計の事でとても面白いことを書いていたので自分に言葉で紹介したいと思います。
機械式時計のメンテナンスがなぜ必要なのかを。
一般に多くの自動巻き式腕時計は、1時間に28,800回転時計の内部のテンプという部品がチックタックと動いています。
(ロレックス、オメガ、カルティエ、ブライトリングの多くは28.800回転です)
●1日に直すと28,800回転×24時間=691,200回転
●1ヶ月で28,800回転×24時間×30日=20,736,000回転
●1年で 28,800回転×24時間×365日=252,288,000回転
●3年で 252,288,000回転×3年=756,864,000回転
気の遠くなるような反復運動をわずか30~40mmの機械の中で行っているわけです。
車を例に例えると、5000km毎ででオイル交換が必要とされるのと同じで、
オイル自体が減ったり、粘ったりすると、歯車に与える負担が多くなり、
破損したりすることもあります。その為に分解掃除をし、注油します。
時計を動かそうとするゼンマイの力は十分あっても,肝心のギアーが
動かなくなってしまったり部品が摩耗してしまうからです。
わずか30mmから40mmほどの径の中になんと200近い部品と数十の歯車がひとつのムーブメントを構成しています。
高級メーカーの機械時計は人の手によって、細かな部品を作る機械を造ります。
そして、その機械で、部品を造り組み立てていくという、すべての工程で人が携わります。何百とある部品を、何百という人によって分業による協業作業の集約がたったひとつの時計を作り上げるというプロセスを踏んでいます。
その価値は、膨大な時間と手間暇をかけるという意味にあるとおもいます。
自動巻き機械時計は人間が自転車をこぐのと同じ様だと言われます。
自分自身が歩いたり、走ったり、運動したりした分だけ時計も動いてくれる。
腕にせずに置いておくだけにすると、止ってしまう。
だからこそ、竜頭を手で巻き上げたり、日付けを変えたり、手間暇がかかる
分だけどんどん愛着が湧いてしまうのだと…
想い出ある大切な宝物として、末永くご愛用いただけます事お祈り申し上げます。
ネット上の機械時計について優美堂からみなさまへを少し勇進堂風に書き足したりして今日のコラムを書いてみました。
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愛媛県松山市の時計修理専門店より今日もコラムの発信を
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