知っておきたい腕時計の用語知識
今日も、松山の湊町から元気にコラムの続編。
最近、花粉が多く飛び交っているので花粉症の僕には大変つらい時期。
花粉症に強いベストプロの先生はどこかにいませんか???って投げかけたくなるこの頃の日々
でも、仕事には影響しなおように眠気の少ないアレルギーの薬をのんで仕事をしています。
今日も前回からの続きです。
●自動巻きローター・・・自動巻きを巻き上げるための半月形の部品。腕の動きを軸の中心とした
回転運動に変換することで、巻き上げの動力とする。
スケルトンの時計などはローターにブランドのロゴを刻むなど細工をほ床
したのが多い。
自動巻きの部分が油切れになると時計を振った時に大きな音がすることが
あります。あの音は危険な警告音です。自動巻き部の摩耗につながるので
異音を聞いたら早目にメンテナンスに出してください。
長く使っていける時計にしてあげたいです
●ムーブメント・・・腕時計の心臓部である動力機構の総称。機械式では、手巻きと自動巻きに大別
される。
時計の修理の中にムーブメント交換対応する時計もあります。
掛け時計などの修理で昔から使っていた機械、部品が手に入らない場合今の
ムーブメントを少し改造して組み込んだりします。だけど、この修理はどの
時計でも応用することはできません。当たり前ですが時計は100個あれば
100通りの作りをしています。構造でも一つ一つ違ってます。ムーブメント
交換できるのは条件が一致したときのみできます。
掛け時計の修理のさいはまずはお問い合わせください。
●スケルトン・・・機械式時計の機構が外側からみられるようにしたもの。ケース裏蓋にサファイア
ガラスなどの透明な素材を用いて内部の機構がのぞけるようにしたもの「裏すけ
るとん」「裏スケ」と、呼んでいます。だが、本来なら受けやプレートを削り装飾
を施して内部機構を加工したものをさすみたいです。
余談
裏スケの時計を修理する時に特に気を使うのがオーバーホール後の見え方です。僕の場合、時計に指す油の量は少し多めにさします。理由は、定期的に必ずメンテナンスに出していただくお客様はいいのですが。多くのお客様は動くからとか時間があっているからなどと時計のメンテナンスの時期を延ばしがちです。できるだけ長く使っていただけるように僕の場合は大目に油をさします。「裏スケ」の場合、僕の油の量では穴石のところに油だまりが少し残るので最後に少しふき取ります。このようになんだかんだ言ってもスケルトンは気を使う作業が増えます。ですが、時計をもっと親しんでいただくためには必要な技術かもしれません。僕の技術もまだまだ天井ではありません。これからもどんどん成長していきたいと、思います。話はそれてしまいましたがこれからもよろしくお願いします。
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