ウィーンフィルハーモニー金貨
少し前のコラムでアルゼンチンの通貨危機について触れましたが、今度はトルコで通貨危機が起きそうな気配です。
こうなってきますと新興国だけでなく、ギリシャやイタリアなどEUの財政に問題を抱えた国々にも注目したいと思います。
通貨危機がすぐそばまでやって来そうです。
さて今日は「デビアス、人工ダイヤモンドを販売へ」というお題です。
まずはこちらの記事をご覧ください。
https://www.bloomberg.com/newshttps://www.bloomberg.com/news/articles/2018-05-29/de-beers-is-said-to-make-u-turn-by-selling-man-made-diamonds
こちらの記事は英語ですので、要約しますと、
・高価な宝石を購入することに抵抗を感じる若い方々を対象
・デビアスの人工ダイヤモンドは、キュービックジルコニアなどの模造石と違って、採掘されたダイヤモンドと同じ特徴、化学的な要素を持っている
・デビアスの人工ダイヤモンドは機械を使用しないと鑑定できない程、先進的な品質
・現在流通している人工ダイヤモンドは、1カラット=およそ4,000ドル(約43万円)
・現在流通しているダイヤモンドは、1カラット=およそ8,000ドル(約86万円)
・デビアスは、ダイヤモンドと人工ダイヤモンドをはっきり区別しており、人工ダイヤモンドに等級を設けない
・人工ダイヤモンドを1カラット=800ドル(約8万7千円)で販売
このような内容が書かれています。
このコラムでは過去に「キュービックジルコニアはダイヤモンドではありません」というような内容を書きましたが、先ほどの記事によりますと人工ダイヤモンドは、キュービックジルコニアとは違って、化学的な意味ではダイヤモンドと同等なもののようです。
さらに、天然石ダイヤモンドのおよそ半額で人工ダイヤモンドが販売されていて、人工ダイヤモンドの市場は年々増加しているようです。
こうなってきますと、世界最大のダイヤモンド業者デビアスも人工ダイヤモンドを無視できなくなったのでしょう。
人工ダイヤモンドの市場に参入すると共に、人工ダイヤモンドの価格破壊を狙っているようです。
これはつまり、天然石のダイヤモンドの価値を守る行動という事でしょう。
人工ダイヤモンド、今後、どう動いていくのでしょうか。
それではまた、次のコラムでお会いしましょう。
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