住宅ローンの頭金は何%用意すべきですか?

中村諭

中村諭

テーマ:住宅ローン

住宅ローンの原則では頭金は20%用意しましょうと言われますが、実はこの考え方はもう古いのです。
そもそも、この話は住宅金融公庫が住宅ローンの中心だった時の話で、自己資金が20%あることがその要件だったために由来します。

しかし、現在はフラット35でも90%、民間の金融機関では100%まで貸してくれます。

更には諸経費も加えて貸してくれます。

確かに自己資金を多くして借入額が少なければ少ないほど、トータルコストで考えると、総支払い額は小さくなりますが、
住宅ローンの資金計画の最大のポイントは「無理なく返済を続けること」です。

そのためには、ご自身のライフプランをもとに考えてみましょう。

「購入物件の金額から、頭金は何%必要か?」と考えるのではなく、
「自分は幾ら用意できるか?」を先に把握することが大事です。

住宅を購入すると、引っ越した後でも結構お金が必要です。
例えば、不動産取得税、固定資産税、カーテンなどの家具、新しい家のキッチンに合うサイズの冷蔵庫、、、
これらのために100万円くらいは確保しておきたいですね。

さらに、急病などの緊急事態に備えて、サラリーマンは生活費の3か月分、自営業者は6か月~12か月分は準備しておくと良いと言われます。
これらのお金を残した上では、頭金として幾らまで使えるのかを考えてみましょう。

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中村諭
専門家

中村諭(ファイナンシャルプランナー)

住宅ローンソムリエ(R)

実績18年の経験と金融機関とのパイプを生かして、お客様ごとに異なる住宅ローンの悩みや希望に親身にお応えします。金融機関のリストアップから借換えの実行支援まで、お客様の笑顔のため最善を尽くします。

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