10周年の想い
行動指針2(人は何のために働くのか)
行動指針を決めるにあたり、何から考えれば良いのか?悩みました。
そこで、たどり着いたのが『人は何のために働くのか』という事です。
人はなぜ働き、何のために働くのか?
さらに考えると、人は必ず死ぬのになぜ生まれるのか?
ここまで考えてしまいます。
日本人男性の平均寿命の半分にも満たない、若輩者ですが、自分の中では一つの考えに至りました。
・人は自分以外の人を支えるために生まれる
・人は自分以外の人に支えられるために生まれる(人が人を支えるには、支えられる人が必要です。)
つまり、人は『自分以外の人を支える役割』と『支えられる役割』の2役を人生の中で全うするために生まれてくるのではないでしょうか。(ちょっと、ややこしい?)
こんな考えに至ったのには、数年前に見たテレビがきっかけでした。
今はアメリカ大リーグで活躍する上原投手が、読売ジャイアンツで活躍していた時の話です。
上原投手が難病と闘う子供に会いに病院を訪問していました。
プロのスポーツ選手がボランティア活動をしているのは、知っていましたが、このテレビをみて、感動のあまり涙があふれました。
プロスポーツ選手。特に一流の選手がファンのみなさんに感動を与え、日々の生活の活力源となっているのは普通のことですが、難病と闘っている人にとっては正に生きる力をもらっています。
でも、上原投手は、「自分が頑張る姿を見て一生懸命に難病と闘っている子の姿に支えられ、日々のつらい鍛錬にも耐えられる」というような事を言っていました。
上原投手は自分が頑張ることで、病気と闘う子を支えていますが、
上原投手が頑張っている姿をみて、頑張って病気と格闘している子供の強い気持ちをもらう事で、上原投手はひとりの子供に支えられているのですね。
東京ドームにライブで野球を見に来たファン5万人(更にテレビを通して見ているもっと多くの人にも)に感動を与えられるパワーの源は、上原投手の支えになっている一人の子供なのだと知らされました。
つまり、日本中の野球ファンを支えているのは難病と闘っている小さな少年だったのです。
このテレビを見た時に、人は人のために生まれてくるのだと考えるようになりました。
その思いは自分の子供をみていると、更に強くなります。
子供の存在はその親を鍛えてくれます。
次回は子供から学んだ事を書きたいと思います。