売却活動中の売主さん必見【囲い込み対策の成功法】
『ご自宅を高く売る為には、まずはあなた自身が高く売る術を学ぶことから始めなさい!』
と、幕張マリンスタジアムの中心で叫びたいと日頃から願っているマリブ不動産の・・・
もとい、マリブ不動産コンシェルジュのいっしーです。
さて、今回は『不動産無料査定の落とし穴シリーズ』の第3段をお送りします。
前回までのシリーズをまだ読んでいない方はこちらからどうぞ↓
不動産無料査定の『落とし穴』-その1
不動産無料査定の『落とし穴』-その2
今回も前回に引き続き、不動産売却のファーストステップ『無料査定』について、さらに深いところに潜っていってみましょう。
ちなみに前回は、次のような事をお話しました。
1.都市部の不動産を所有しているオーナーは、『もっとも高い査定額を引き出したい』と考えている人が多い。
2.都市部を離れた街にお住まいの方は、『この家(マンション)は○○不動産から買ったから』とか、『○○不動産は友達の知り合いだから』とか、『○○不動産が一番近いから』とか、『○○不動産は一番古いから』等の理由によって、不動産会社を選ぶ傾向がある。
実はこのどちらの考え方も『不動産屋さんの思うツボ』です。
え?
なぜって?
では、今日は『都市部のオーナー(トシさん)の行動パターン』についてお話ししてみたいと思います。
最後までどうぞ気長にお付き合い下さい。
合計4社の不動産会社に無料査定を依頼した、都市部にお住まいのトシさん。
この土日で4社もの不動産会社がトシさん宅に訪問し、無事に4社から査定額を聞くことが叶いました。
1.A社の営業マン
こちらの住宅は人気のエリアなのですぐに売れますよ。ぜひ弊社にお任せ下さい。
査定額は4,200万円です。
2.B社の営業マン
こちらの住宅を購入したいお客様が、弊社に登録中です。ぜひご紹介させて下さい。
査定額は4,300万円です。
3.C社の営業マン
弊社は仲介数全国ナンバー1です。基本的には専任媒介で承ります。
査定額は4,400万円です。
4.D社の営業マン
弊社は地元密着です。安心して専任媒介でお任せ下さい。
査定額は4600万円です。
いかがですか?
各社とも査定額が異なります。
もしあなたがトシさんだとしたら、A・B・C・D社のうち、どちらに依頼しますか?
答えを聞いたりしないので、ココは正直に答えて下さいね。
考
え
中
考
え
中
なるほど、そうですか。あなたはその会社を選んだんですね。
これを読んでいる90%の方が、最高値4600万円の査定額を提示したD社を選んだようですね。
わかります、その気持ち。
でも、ココで1つ、皆さんのお心に水を差したいと思います。
準備は宜しいですか?
では一言。
『あなただったら、その住宅を4,600万円で買いますか?』
違う言い方をしますと、
『4,600万円も出すなら、もっと条件の良い他の物件を探しますよね?』
『石田さんって意外と冷たい言い方する人なんですね・・・』って思ったあなた、
ゴメンナサイ。 m(_ _)m
ちゃんと理由をお話ししますので、どうか許して下さい。。。
では気を取り直して。
たぶん、D社を選んだほとんどの人が『少しでも高いほうが・・・』とか『4,600万円で売れたらいいな・・・』という希望的観測に心を奪われてD社を選択したと思います。
でも、他社の査定額をもう一度よく見て下さい。
・4,200万円
・4,300万円
・4,400万円
つまり、4社中3社、実に75%もの不動産会社が、『4千万円台前半ですよ~』と教えてくれているワケです。
『じゃあ、D社の査定額4600万円の根拠は?』と疑問に思ったなら、あなたはとってもエクセレント!
さっそくD社にお電話して直接聞いてしまいましょう。
その時、『4600万円って、いったいどういうコトなんですか?』なんて、怒ったりしてはいけませんよ?
気持ちを落ち着けてから、『D社さんの査定額がとても魅力的なのですが、もしかして成約事例とかありました?』という感じで聞いてみましょう。
実際に事例があれば、その時期や条件を聞きつつ、その資料を見せて貰って下さい。
もし資料が無いとすると・・・・これ以上は言わずもがな、ですね。
でも、もし事例があれば、A・B・C社のいずれかから、それに近い話や査定額が聞けたハズ。
つまり、このケースでは、4,600万円というのは相場(実態)よりも高めの査定額だったという可能性が高そうです。
今回の査定で、自宅の相場が『4千万円台前半』という重要なポイントに気づくことができたトシさん。
それと同時に『どうして4600万円?』という感情も芽生えてきたワケですが、この続きはまた次回にお話してみたいと思います。
今日も最後までお付き合いありがとうございました。
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