英検1級道場ー日本で英語学習を進める日本人英語の限界

山中昇

山中昇

テーマ:道場のレッスンはこんな感じです

日本で英語学習を進める日本人が苦労することがあります
それは、英語をアウトプットする場面です

英検では、1次試験の英作文、2次試験のスピーチに如実に表れます
どんなに英語が上手だ、得意だと言っても、必ず問題点があります
(私もその1人です)

英語が得意な人からよく質問を受けます
「私の書く文章やスピーチのどこが悪いのでしょうか?」
本人は、低い評価を受けたことがまったく理解できないというのです

そこで、下記のような説明をします

逆の場面を考えてみてください
あるアメリカ人が、日本語を勉強し、日本語が堪能だという評価を受けているとします

アメリカ人:
私は行くでありましょう。上野動物公園へ、母親と引率して、14時に山手線に乗船して、パンダを拝見します
私の日本語わかりますか? 通じてますか?

私:
おっしゃることは完璧に理解できます。拝見、引率、乗船など、難しい言葉もよくご存じですね。
ですが、日本人はそういう日本語は話しません。

正しくは、こうです
私は、明日午後2時に母親と一緒に山手線に乗って上野動物公園に行き、パンダを見るつもりです
これが普通の日本語です

つまり、あなたの日本語はパーツはそろっています。とはいえ、パーツも間違っています
その上に、つなぎ方が間違っています」

-----------------------

外国人が日本語を使う時、上手そうに見えても違っています

上記は極端な例ですが、日本人が英語を使うときにも同じようなことが起こってきます
こうした説明をすると、ほぼ全員が納得します

私は、以上の点を戒めとして毎日英語の勉強に取り組んでいます

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

山中昇
専門家

山中昇(英語講師)

英検一級道場

英検1級1次・2次試験合わせて通算90回合格という実績と経験を生かし、朝7時から夜10時までオンライン(zoom)マンツーマンでの英語レッスン。年齢・場所不問、世界中に受講生あり。オフ通いも可能。

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

自ら英検1級合格を続ける英語指導者

山中昇プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼