英検1級道場-来たれシニアの皆さん! 好きだった、得意だった英語を本物にする取り組みを私とやってみませんか
11/28に、小学4年生で英検1級に合格した淵上理音さんの記事を出しました
実は、同時期に、2009年からつきあいのある下鶴さんが、苦節25年、ついに英検1級に合格したというビッグニュースがありました
英語を始めてからわずか2年半で1級に合格した体験談を紹介したばかりですが、10倍の期間かかったシニアの奮闘ぶりも同様に素晴らしい業績です
私も、居ても立っても居られないくらいうれしくなり、すぐに、体験記の投稿をお願いしました
下記が、その時の記事です
https://mbp-japan.com/chiba/eiken/column/1205387/
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英検1級合格体験記
(窮鼠猫を噛む)
下鶴 久
1992年度第一回実施の準一級合格から早、25年(四半世紀)の時が経過した。ついにこの日がやってきた。
2017年7月18日(火)午後3時過ぎ、ネットにてこの度の英検一級二次試験に合格したことを確認した。
振り返ってみれば、あっという間の25年間であった。
英検一級における通算戦績は、1次試験1勝71敗、(2001年度の第一回試験は、くも膜下出血で入院したために欠席した。)2次試験1勝3敗である。
昨年度第一回の英検リニューアルのお陰で、1次試験はCSEスコア2040で辛うじて合格した。
しかし、海外など一度も行ったことがなく、パスポートすら持ったことのない小生に、分厚い二次の壁が待っていた。
二次試験一回目は、山中師匠より10回のスカイプ指導も受けるも、スコア587(G1-1)であえなく落選。
二回目は二次試験指導で有名なT校に通学するもスコア591(G1-1)でこれまた落選。
合格スコアの602が遥かに高い存在に思えてきた。
三回目は過去二回の経験を踏まえて、独学で挑戦するも本番で二番目の理由が口から出て来ず561(G1-2)にて散った。
さあ、いよいよカド番に追い詰められた。もう二度とあの苦しい一次試験には戻りたくないと思い、あるスピーチクラスに通学した。その教室ではスピーチにおけるイントロの入り方、ボディの作り方、コンクリュージョンの纏め方について指導を受けた。
最後に山中師匠と2回のスカイプレッスンで締めくくり、7月9日、午後の部のカド番本番を迎えた。
場所は横浜聖光学院。山手駅からゆったりとした坂道を上って試験場向かう途中、午前の部で試験を終えた戦友のF君に出くわした。(彼とは15年間、一級合格を目指して、一緒に切磋琢磨してきた。)
挨拶を交わして別れ際、彼はバッグから学業御守りを取り出して、「これ持って行ってください。」と渡してくれた。
GW中、わざわざ九州の太宰府天満宮まで合格祈願に行って来たらしい。彼も今回がカド番であった。
特攻に行く気分となり、面接室に呼ばれる前にギュッとその御守を握り締めた後、入室した。
もう、窮鼠の気分でなるようになれと思った。簡単な自己紹介の後、本番のスピーチに入った。
選んだトピックに対する自分の意見をスピーチクラスで習ったひな型にはめ込んだ。見事にはまり込み、スピーチ終了とほぼ同時にタイマーが鳴った。
インターアクションでは数か所の勘違い(オバマ大統領と安倍首相の訪問時期を間違えた。)はあったものの何とか切り抜けて、10分間の所要時間より早めに終了したような気がした。
今回成功の要因はタイムマネージメントにあったと思う。面接官から5つのトピック課題を提示された時にやったことのないものばかりで、一瞬面くらったが慌てずに「戦争と平和もの」を選んだことも合格につながったものと思える。
窮鼠が猫を噛んだ。今回のスコアは606。ついに、602のバーを超えた。
最後にこれまでお世話になった英語指導者の皆さまの心に残る名言集をお届けしたい。
:高田馬場英検ゼミの飯室先生
「リスニングは耳の問題ではありません。どこの問題とは言いませんが・・・」
:CAN-DOスピリットの栗坂コーチ
「ツルさん、あなたねぇ~、英会話学校で自分と同等、及びそれ以下の人間と楽しんでいてどうするの?一生、受からないよぉ~。」
:そして山中師匠
「書けば英作、喋ればスピーチ。」
総じて、皆さんから学んだことは、
「決してあきらめない。」
「あくまでやり続ける。」
「何事にも落胆しない。」
この3つであった。