英検1級道場-英検の要約問題を解くためのプロセスを紹介します

山中昇

山中昇

テーマ:要約力強化のために

2024年度第1回から英検のW(ライティング)に要約問題が追加されました

要約問題の指示の文章のトップは以下の通りです

●Read the article below and summarize it in your own words as far as possible in English

このような指示に従うと、どのくらいまで自分の言葉で書いたらいいのか、という相談が数多く寄せられました

私は、次のように答えています

・最も大事なことは、要点をもれなく書くこと
・その上で、自分の言葉に置き換えることができれば、さらによい


要約のプロセスを具体的に示します
・段落ごとに要点をつかむ
・段落の中でキーワード、キーセンテンスを探して取り出す
・段落の中で不必要と思われる箇所を削除し、必要な部分だけを残す
・すべての段落について同じことを行う
・残したキーワード、キーセンテンスを接続詞などを使い、つないでいく
・その過程で、少しずつ表現を変えていく
・表現を変えることで論旨が変わっていないかを確認する
・表現に自信がない場合には、無理して変えずに、キーワード、キーセンテンスをそのまま使う

2024年度第1回の試験では、受講生2名が「自分の言葉で書く」ということにこだわったために、内容はしっかりと理解できていたのに、驚くほど低い点数でした(8/32、16/32)

これは、自分の言葉で書き過ぎたために、採点者からは「違っている」とみなされたと考えられます

したがって、受講者には自分流になり過ぎないようにとアドバイスしています
上記のプロセスにしたがって、ポイントを正確に書くように指導しています

要約問題は、126点中32点です(1級)
合否を大きく左右すると言えます
慎重な対応が求められると言えましょう

下記も、要約について書いています、参考にしてください
https://mbp-japan.com/chiba/eiken/column/5173855/
https://mbp-japan.com/chiba/eiken/column/5171522/
https://mbp-japan.com/chiba/eiken/column/5167986/

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山中昇
専門家

山中昇(英語講師)

英検一級道場

英検1級1次・2次試験に通算85回合格という実績と経験を生かし、朝7時から夜10時までオンライン(zoom使用)マンツーマンでの英語レッスン。年齢・場所不問につき、世界中に受講生あり。オフ通いも可能。

山中昇プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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