,英検1級道場-直前の申し込みあり、試験まで5回連続で受講
学校で習う英文法の説明を聞いていると、日本語でも理解が難しい表現が並んでいます
名詞節、副詞節、関係代名詞、関係副詞、同格といった内容です。
先行詞が------、主格が------
これを知っているか知らないかで学校での英語の成績や、英語の先生の評価が変わるそうです。
知らないよりはいいのでしょうが、これらを学校で習って知っているはずなのに、書いてある英文をしっかりと理解できない人が圧倒的に多い現実に直面しながら、複雑な思いでいます。
いずれにしても、私は、下記のように考えています。
1.文法書を使って英語を勉強するというやり方は、これまでもしてこなかったし、人にも勧めてこなかったが、今後もこの姿勢で基本的には問題ない。
2.現実に使われている文章や用例で勉強すること。英検でいうと大問1の単語問題、大問2,3の読解問題、またリスニング問題のテキストを使って英文を理解する方法で問題はない。
ただし、英語の基本構造やthat などの使い方などについて、時に応じて英文法書を紐解き、認識を新たにすることは価値がある。
3. 文法書を読むと、見慣れない、ややこしい、固い日本語表現が多く、何を言っているのかよくわからない。私もそうでしたが、文法書を読むと英語がいっぺんに嫌いになりそうなので、文法書は本当に必要な時しか読まない。
学校の先生方には文法書に書いてあるわけのわからない日本語で生徒に説明するのではなく、実際の用例を使ってわかりやすく説明をしてほしいし、私もそれをしていく。
目的格を伴う主格がどうのこうのだからこれは「何とか節」だが、これは「何とか何とか詞」と言われてもピンとこないし、わからなくなる。また、それを知っていても文章を理解できない人が圧倒的に多い現実に遭遇している。
ちなみに、私は一例として次のような言い回しで受講生にわかりやすく説明することを心がけています。
文法書の記述
形容詞の中に数字が含まれている場合、単数扱いにする。
私の説明
次の2つを書いてください。
Chiko chan is five years old.
Chiko chan is a five- year-old girl.
これで覚えてください。
5歳というのはどんな女の子か(何歳か)を説明しているので(一定以上の年齢の人には「形容詞なので」)こういう時には5歳という複数であっても、Sはつけないないんだよ
five-year-old のように ハイフンがつくのは、fiveと yearと oldが一塊の意味なのでバラバラにならないようにつないでいるんだよ。
このように説明すると、全員たちどころに理解してくれます。
私はすかさずチコちゃん人形を出し、「この2つの文章を正確に言えないと、チコちゃんに叱られるよ」と言います。
音読させると、3人に1人くらいが、Chiko chan is a five- year-old girl. と書いてあるのに、Chiko chan is a five- years-old girl. と、sを無意識に入れて読んでしまいます。
これは、この簡単な原理原則がしっかりと頭に入っていないからです。
自分でもわかりやすく、聞く方もわかりやすく説明し、英語嫌いをなくす、すなわち楽しく英語を勉強するということが大事だと思います。