,英検1級道場-直前の申し込みあり、試験まで5回連続で受講
英検1級道場を訪ねる学生には、帰国子女や、国内インターナショナルスクール在校など、標準レベルよりも高い英語力を備えた子供たちが多くいます
そのような中にも、普通の公立学校で学んで英語力を向上させたいと希望する学生がいます
高校2年生でしたが、中学3年生で3級合格、次に準2級を目指したいということでレッスンを始めました
まず最初は、英語の基礎からやり直して鍛えるということになりました
中でも特に苦労したのはリスニングです
発音は、完全に日本人発音
英語をまったく聞き取ることができませんでした
そこで、3級と準2級レベルの教材を使い徹底的に鍛えました
2022-1の試験で準2級に合格後、2級レベルに挑戦し、2022-3の試験で2級も合格
大学入学後もレッスンを続けています
リスニングとリーディングを組み合わせてレッスンをひたすら続けました
2級合格後も、教材はいきなり準1級を使うのではなく、依然として2級レベルで鍛えていました
年明けで十分に2級レベルはクリアと判断し、準1級レベルで鍛えていくことになりました
将来は留学を希望しているということであり、熱心に受講を続けています
昨年秋で3年目に入りました
本人は陸上選手であるため、基本が大事ということを繰り返し伝えてきました
本人も実感して理解できているので、ひたすら基礎的な勉強を続けることができたのだと思います
今後がとても楽しみな生徒です
ここまで来たら、加速度的な成長が期待できます
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先日、TV番組で、プロ野球コーチの話がありました
プロのピッチングコーチは最初から投球方法を教えたりしない
打撃のコーチも同様に最初から打球方法を教えたりはしない
まずは徹底的に、基礎的な体づくり、体力づくりをするという話でした
しっかりとした体ができていないと、いい球を投げることもできないし、ヒットも打てないということです
当然といえば、当然のことです
これは、どんなことにもあてはまります
基礎ができていない人は、ピアノであれば名曲と言われる曲には太刀打ちできません
英検1級道場に入ってくる受講生は、「準1級に合格した。次は1級合格を目指す」という方が多数です
ただ、実力が伴わず、たまたま受かった(かも)というレベルの方が多く見られ、とても1級合格までは手が届かない状態なのです
そこで、まず始めることは、準1級レベルからもう一度しっかりやりましょうと話して、レッスンに取り組むようにしています
中には、1級教材を使わないことに疑問をもったり、嫌がったりする人もいます
そのような発言をする人は、正直に言えば、合格への見込みがありません
自分の実力をはっきりと知り、できないことを認められない人は、成長の可能性がありません
とても勇気のいることですが、まずはそこからがスタートなのです
英検1級道場は、真剣で勝負する道場
受講生との真剣なやり取りで、しっかりとした実力をつけていくために鍛える場所です
先日英検2級レベルの実力しかないのに、何が何でも1級の教材で勉強し、早く合格したいという方がいらっしゃいましたが、とても無理なお話なので丁重にお断りしました