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コラム
英検1級道場ーリスニングから見る英語習得のコツー小学生でもリスニングは高得点をとれる
2022年10月28日 公開 / 2022年11月5日更新
インターナショナルスクールに通う小学2年生の受講生がいます。
英検2022年度第2回準1級を受験しました。
まずRとWはからっきしダメでした。
準1級といえば、大学中程度(大学2年生)の試験ですので、当然といえば当然です。
ただし、リスニングはパート①と②で24問中23問正解でした。驚異的な正答率、大人顔負けです。
リスニングのパート①(会話)は、12問中12問正解。
パート②(まとまった文章の朗読)は、12問中11問正解。
パート①は準1級の過去問を多数、レッスンで行っていました。
会話の内容を聞くとポイントを捉えて内容をほぼ完璧に理解していました。
常に10問前後は正解だったので試験で満点は納得できます。
パート②は、放送を聞かせて大筋を解説するというレッスンを続けていました。
細部はまったく聞こえていないのに大筋は理解できている様子でした。
先日のレッスンで、英検が公開している2022-2試験問題と音源を使って、試験を再現しましたが、驚くべき結果を目の当たりにしました。
パート①は、ほぼ完璧に理解しています。ただし、会社内の勤務形態などの話になるとわからないようです。
パート②は、詳細はまったくわかっていないのですが、要するに何の話でどうなったのかと聞くと、しっかりと把握して答えることができます。また、4つの選択肢をしっかりと読み取り、放送に関係のない文章は即座に消去し正解を選ぶことができました。
つまり、話の要点を的確につかみ、選択肢もしっかりと読み取り、正解/不正解を判断することができるということです。
細部が聞き取れないのでリスニング力が優れているとは必ずしも言えませんが、英検の試験問題では高い正答率につながっています。
この受講生は、日ごろから様々なことに興味をもち、大人顔負けの知識をもっています。
難しい内容であっても恐れることなく、脳の中で整理整頓して聞いているのだと思います。
読解に置き換えると、多くの日本人は、英単語を日本語に置き換える練習ばかりしています。本来、言語は置き換えはできません。
つまり、逆に言えば、この子は単語の置き換えをせずに、大筋を掴むことができているということです。
私は多くのレッスンの中で、単語の置き換えはするな!訳すな!と繰り返し指導しています。
英語と日本語は違うのです。
この受講生を指導しながら、言語の習得ということで考えさせられる点が多くありました。
このような英検1級道場の指導の仕方に興味があれば、お問合せください。
多くの小学生が英検1級、準1級合格を目指して勉強しています。
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