英検1級道場-レッスンをお断りしました-TOEICで点数を上げるだけの勉強は意味がありません
英検1級道場には、英検1級から3級まで、合格を目指す多くの受験者が訪ねてきます。
常に60人前後の受講者が学んでいます。
中には、4連敗、15連敗と続けて不合格を繰り返し、やる気をなくしてしまった方、勉強のやり方がわからなくなったという方が多く来られます。
級に関係なく、共通している事実があります。
それは、たまたま前の級に合格したということがあり、実力があるかどうかもわからず、次の級にチャレンジを続けているということです。
(たまたま英作文が好成績で、がよくあるケースです)
3級に合格したから準2級、2級に合格したから準1級、準1級に合格したから1級---というふうに、ただ順番で次の級を受けて、不合格を繰り返します。
自分では、合格したから次の級の勉強をし、合格できるはずだと思い込みます。
ところが、いくら勉強しても自分では歯が立たず、そのうち勉強が苦しくなってくる、というのがお決まりのパターンです。
英検1級道場を訪ねた受講者には、自分の現在の姿をありのままに見ていただき、自覚してもらう時間をとります。
実は、不合格をしている級にチャレンジする力がまだないのだ、ということを理解してもらいます。
同様のことを繰り返しても、同じ結果になるとはっきりと伝えています。
(自分で悟ってもらう)
言葉で言うのは簡単です。
人間は、できない自分を認めること、間違っていたことを受け入れるのには抵抗があります。
言われた言葉を理解できても、感情的な抵抗が出てきます。
英検1級道場では、自分のありのままの姿を受け入れて、一つ下の級から固め直すという素直さと勇気のある人(だけ)を指導しています。
そうではない場合は、指導が難しいため、ご遠慮いただいています。
これまで同様の指導をしてきましたが、ほとんどの方がこのスタイルを受け入れて結果を出しており、とても嬉しく心強く感じています。
自分の現状を把握できない人は、何をやってもうまくいかないことが多いはずです。
指導方法が合わない場合は、互いに遠慮なくお別れするようにしています。
我慢して続けてもよい結果にはつながりません。
受講者にこのように話します。
「私には、受講費をいただいている以上、責任があります。ボランティアではありません。正直にお伝えします。嫌なことを伝えるのも、私の責務だと思っています。それに対して納得がいかない、聞きたくないということであれば、聞く必要がありません。入りやすく、やめやすいように、5回ワンセットにしているのもそのためです」
英検1級道場は、このような場所です。
納得ずくでお訪ねください。
真剣勝負の意味も込めて、「道場」と名乗っています。