英検1級道場-淵上理音さん―小学4年生、1級合格までの道のり 奮闘記② 準1級合格
先日小学1年生の英検2級二次面接試験のことを記事にしたら熱心な読者からメールが届きました。
https://mbp-japan.com/chiba/eiken/column/5076414/
その方は英語学校で中高生に英検2級レベルを教えていらっしゃる方です。
”記事の内容が非常に理解できる。高校生の英検2級二次面接を指導したら、質疑応答は高校生でも難しく自分の意見がなければ黙ってしまう”
と書いておられました。
高校生でもそうであれば、小学1年生が一言も発せられず12点満点で半分の点しかもらえないのはやはり当たり前だと思います。
英検受験者の低年齢化が進み、面接をしている人の話をきくと、対象者の多くは小学低学年だそうです。
音読の課題、決まりきった答えはすらすら答えられると思いますが、意見を求められた時には全く対応できない、そういうケースがあちこちで見られるのはないかと想像します。
すなわち、多くの子供たちはドリル形式で英語を理解し、ドリルで覚えたものはスラスラと答えるのですが、思考能力を要請されるものはうまく答えられないようです。
多分これは英語だけでなく他の教科にも言えるのだと思います。
そんなこともあって、文部科学省も大学入試改革を目指し、記述を増やすなどして単なる暗記ではなく、思考能力を問う形式に変えようとしているのだと思います。
外国語は早くから学ばせる方がいいと私も思います。
でもここで述べたような問題があるということを忘れてはなりません。