英検1級道場ー英検合格は大学入試の必須条件になりつつあります
10年以上前に英作文でサポートしたことがある受講者と、学習方法についてメールでやりとりしました
誰にでも当てはまる話なので、だれのものかわからない形で紹介します
■が元受講者からの質問、・の箇条書きと←が私からの返事です
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科学的分析により具体的かつ簡潔な助言を請う。
■自分は語彙の点の割に読解力がない。
・語彙力と読解力は正比例ではない
・1級合格をサポートしてきた中学1年生~高校2年生は全員、語彙が弱く、来た時には5-6点/25点
それでも、読ましたり、(特に)聞かせると理解力が高い
・例えば、遅刻の常習犯が会社を首になった話を読ませたり聞かせると、大人は「懲戒免職という難しい単語を知らなかったので意味がわからなかった」と言います
一方、子供は「懲戒免職という単語は知らないが、話からして、毎日遅刻した人が会社の偉い人に見つかってやめさせられたという話でした」と言います
■試験直前の自己暗示の掛け方。(自分は本番で力を出せないタイプ)
・すらすら解け、自信たっぷりに会場を出ていく自分の姿をイメージする
・「我、最強なり、我、不敗なり」と言い聞かせる
・自分は会場の誰よりも勉強している、100人の中で10人しか残らないが、自分は絶対に10人の中にいると言い聞かせ、その姿を思い浮かべる
■語彙問題で陥る思考の硬直化対策。特に(2017-1)Part1のNo8 (このようなことが毎回1~2回起こる)
・私も2択のjuxtaposeは知りません、eavesdropとextrapolateは知っています、snowbowlの意味と使い方も知っていましたが、知らなくても想像力発揮でこれが選べるはずです
■読解Part2,3 消去法で除外し後の2問の正しい選び方。
( )の前後関係を正確に理解すれば正解はすぐに、一つに絞って、一義的に選べます、消去法は不要です
どの問題の選択肢のどれをどのように消去法で絞り込んでいき、正解を見つけなければならなかったのでしょうか
■Listening part2 貴殿指導の様にデクテ―ションに多大な時間かけても相応した成果でない。
・リスニングは、一つ一つの単語が正確に聞こえること、耳で聞いて英文構造が理解できるという二つの条件が必要です
・知らない単語が一つもなくても、文章が長かったり(that節や分子構文、挿入句があったりしてセンテンスが3-4行も続くなど)すると理解できません(読解でも同じことがありえる)
・ディクテーションは、どこがどう聞こえていないかの発見に役立ちます、健康診断書を作るようなもので、でも、健康診断を受けて、診断書を見るだけでは丈夫になりません
つまり、ディクテーションしたからといってすぐに聞こえるようになるわけではありません
ディクテーションで自分の課題をつかみ、それを克服する形で、複雑な文章でも単語レベルで正確に聞き分けることができる能力を作るにはディクテーションしかありません
ほかの方法があれば教えてほしいです
■症状:
①スクリプトは読めても聞くと文が浮かばない。
←読んで理解することは中学から数えきれないくらいやっていますが、聞いて理解する訓練はその何千分の一しかやっていないことが原因です
②the, it, if, of等簡単な単語聞けないが努力は能力的に不可能では。
←できないのはやらないからです、私も、多くの受講者もできるようになりました
③Listeningトラウマと緊張で一発勝負のリスニング集中出来ない。
←練習量が足らないだけの話です
対処:細事にこだわらず大意を掴むかorイメトレか。←基本線はこれであっています
英検の問題形式で練習することも大事です
私たちは、日ごろ、日本語の本を読んで支障ありませんが、国語のテストを受けると事情が異なることを知っています
おしゃべりと公的な場でのスピーチが異なることも知っています
漫然と聞くのと、講演や面接などの改まった場所で聞くのでは理解に違いがあることも知っています
このように、日本語でも同じことが言えます
以上
さらに質問がある場合、スカイプで対面しながら懇談しましょう