マイベストプロ千葉

コラム

英検1級道場-2016-1から導入された英検の採点と合否判定には克服すべき問題があるようです

2016年6月28日 公開 / 2021年3月3日更新

コラムカテゴリ:スクール・習い事

コラムキーワード: 英検 対策



2016-1から導入された英検/偏差値に基づく採点と合否判定がどのような影響をもたらすのか、事実データで検証しましたが、克服すべき問題があるようです

一番の問題は、英作文が過大に偏差値に反映され、不公平感がかなりあるということです

1級の試験では、最低でも、単語と読解で75分を要します
一方、英作文は25分くらいが標準です
3倍近くの労力がかかるものと、その1/3の時間で済むものとに、同じ偏差値の850満点を付与するという前提条件そのものに大きな無理があるという声がたくさん聞こえてきますが、当然の指摘であり、理解できます

得点で見ても、従来は
単語+読解 51/113    45%
リスニング   34/113    30%
作文      28/113    25%
これにもかかrわらず、新方式ではそれぞれ850点ずつのスコアが付与され、作文のわずかの点数の差が、過大に計算されるという矛盾を生んでいます

しかも、採点については、前回よりできが悪かったのにもかかわらず、評点が全く逆だといった声が多く聞こえてきます
英検は、今回から、4つの観点でフィードバックするので前進と言っています
一定の評価はできるのですが、現場の声を総合すると、英作文の採点の納得性という点でしこりが残ります

現場から聞こえてくるのは、単語や読解は手を抜いて、英作文に注力するのが得策だという当然の声です
でも、これをさせてはいけないと思います

国際標準にそった採点方式にする点は前進だと思いまうが、上記のような矛盾、割り切れなさを感ずる人が多いことを英検の上層部に伝えようと思います

この記事を書いたプロ

山中昇

自ら英検1級合格を続ける英語指導者

山中昇(英検一級道場)

Share

山中昇プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
090-7801-8405

 

受講者、受講希望の皆様のために公開しています
業者の皆様へのお願い:売込みはご遠慮ください

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

山中昇

英検一級道場

担当山中昇(やまなかのぼる)

地図・アクセス

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ千葉
  3. 千葉のスクール・習い事
  4. 千葉の英会話教室・スクール・レッスン
  5. 山中昇
  6. コラム一覧
  7. 英検1級道場-2016-1から導入された英検の採点と合否判定には克服すべき問題があるようです

© My Best Pro