英検1級道場ー英検合格は大学入試の必須条件になりつつあります
2016-1から導入された英検/偏差値に基づく採点と合否判定がどのような影響をもたらすのか、事実データで検証しましたが、克服すべき問題があるようです
一番の問題は、英作文が過大に偏差値に反映され、不公平感がかなりあるということです
1級の試験では、最低でも、単語と読解で75分を要します
一方、英作文は25分くらいが標準です
3倍近くの労力がかかるものと、その1/3の時間で済むものとに、同じ偏差値の850満点を付与するという前提条件そのものに大きな無理があるという声がたくさん聞こえてきますが、当然の指摘であり、理解できます
得点で見ても、従来は
単語+読解 51/113 45%
リスニング 34/113 30%
作文 28/113 25%
これにもかかrわらず、新方式ではそれぞれ850点ずつのスコアが付与され、作文のわずかの点数の差が、過大に計算されるという矛盾を生んでいます
しかも、採点については、前回よりできが悪かったのにもかかわらず、評点が全く逆だといった声が多く聞こえてきます
英検は、今回から、4つの観点でフィードバックするので前進と言っています
一定の評価はできるのですが、現場の声を総合すると、英作文の採点の納得性という点でしこりが残ります
現場から聞こえてくるのは、単語や読解は手を抜いて、英作文に注力するのが得策だという当然の声です
でも、これをさせてはいけないと思います
国際標準にそった採点方式にする点は前進だと思いまうが、上記のような矛盾、割り切れなさを感ずる人が多いことを英検の上層部に伝えようと思います