【初めて聞く全花連安心サービス①】

花輪隆俊です。
賃貸住宅で暮らす方にとって、部屋の中の物には、それぞれの意味があります。古いアルバム、使い慣れた道具、大切な人からの手紙。ほかの人には何でもないように見えても、ご本人にとっては手放したくない品かもしれません。
入居者に万一のことがあった後、残された物を前にして「どれを残したかったのだろう」「誰に渡してほしかったのだろう」と迷う場面を、少しでも減らしたい。私はそのために、元気なうちにご本人の希望を聞いておくことが大切だと考えています。
契約や更新のときに、小さな問いから始める
全花連安心サービスでは、入居時や更新時に、入居者と「残したい物リスト」を一緒に作成することをご案内しています。「残してほしい物はありますか」「渡したい方はいますか」。いきなり多くのことを決める必要はありません。答えられる範囲で、ご本人の言葉を残すことから始めます。
たとえば、品物の名前、置いてある場所、渡してほしい相手を、ご本人が分かる範囲で書き留めます。希望が変われば、更新時などに見直せます。書いた内容の扱いや保管場所も、ご本人と確認しておくと安心です。
管理会社や大家さんだけで抱え込まないために
万一の際には、物の整理だけでなく、賃貸借契約の手続き、必要な清掃・消臭、鍵の返却まで、いくつもの対応がつながっています。全花連安心サービスは、死後事務委任契約を活用し、そうした対応に事前に備える仕組みです。実際の進め方は契約内容と個別の状況を確認して判断します。
残したい物リストは、ご本人の思いを知るための一つの手がかりです。これだけで全ての手続きが決まるわけではありません。それでも、何も聞かないまま万一を迎えるより、ご本人を尊重した対応を考える出発点になります。
私は、大家さんや管理会社が一人で判断を背負わず、入居者の思いも大切にできる備えを広げたいと思っています。新しく入居される方にも、すでにお住まいの方にも、契約や更新の機会に「何を残したいか」を穏やかに尋ねてみてください。全花連安心サービスの導入方法や説明資料については、全花連へご相談ください。
花輪隆俊
全花連公式サイト:https://zenkaren.jp/owner.html
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