運動なんかしたくない中医学と最新の人気ダイエットを組み合わせた体質別ダイエットガイド
40代に入ると、「前は平気だったのに最近すぐ疲れる」「急にカーッと熱くなる」「眠れない日が増えた」など、理由がはっきりしない不調が増えていきます。
仕事に家事に、家族のことも抱えながら毎日がんばっている女性にとって、これはとてもつらい変化です。
これらは、多くの場合 “更年期のゆらぎ” と呼ばれる心身の乱れです。
更年期は病気ではありません。女性が誰でも通る自然なステップです。
ただし、体と心のバランスが揺れやすくなる時期でもあり、正しく向き合えば、日常生活は大きく変わります。
■ 更年期に“ゆらぎ”が起こる理由
更年期は、女性ホルモン（エストロゲン）の分泌がゆるやかに減り始める時期。
閉経の前後およそ10年間がこの期間にあたります。
ホルモンが揺れることで、
•のぼせ・ほてり
•急な発汗
•めまい
•不眠
•気分の落ち込み
•イライラ
•肩こり・腰痛
•月経の乱れ
といった症状が現れやすくなります。
中医学では更年期は 「腎（じん）の力が弱る時期」 と考えます。
腎は生命力・ホルモン・自律神経の働きを支え、年齢とともに少しずつ減っていきます。
そのため、40代以降は「疲れやすい」「気持ちの浮き沈みが大きい」といった変化が自然と出てきます。
さらに、仕事のストレス・家庭の役割・季節の変化が重なると、ゆらぎは強まりやすくなります。
「気の巡り」が停滞すると、胸がつかえるような息苦しさ、急に涙が出る、イライラが強くなるなど、心の症状にもつながります。
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■ 自分だけじゃない。40代が一番ゆらぎやすい理由
くすりの厚生会に相談に来る女性の多くは40〜50代。
みなさん口をそろえて「仕事も家庭も頑張っているのに、体がついてこない」と悩まれています。
この年代は、家庭・子育て・介護・職場での責任と、心身にかかる負荷がとても大きい時期。
そこにホルモンの変化が重なるため、更年期症状が強く出る人が増えます。
けれど、ゆらぎは「我慢するしかないもの」ではありません。
体質に合わせてケアをすれば、無理なく整えることができます。
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■ 忙しい40代女性でもできる“ゆらぎケア”のポイント
1）睡眠を整える
中医学では「眠りは気と血を回復させる時間」とされます。
眠れない日は、白湯を飲む、スマホを寝る1時間前に閉じる、ぬるめの入浴などが効果的です。
2）軽い運動で気血を巡らせる
ハードな運動は必要ありません。
肩回し、ストレッチ、20分のウォーキングだけで気の巡りが改善し、のぼせやイライラが軽くなります。
3）食事でホルモンをサポート
大豆製品に多く含まれるイソフラボンは、ホルモンのゆらぎをやわらげる働きがあります。
味噌汁・豆腐・納豆など、普段の食事で自然と取り入れられます。
4）フェミニンケアで乾燥を守る
多くの人が気づきにくいのですが、更年期は膣や皮膚の乾燥が進みやすい時期。
保湿ケアを取り入れるだけで、気分の落ち込みや違和感が軽くなることがあります。
5）季節に合わせた養生
梅雨はだるさ、夏はほてり、冬は乾燥と、不調は季節と深く結びついています。
中医学では「季節に合わせて生活を変える」ことが大切です。
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■ 病院に行くべきタイミングは？
以下のような症状がある場合は、婦人科の受診をおすすめします。
•動悸や息切れが強い
•めまいで立ち上がれない
•異常な出血
•不眠が3週間以上続く
検査で病気が見つからなかった場合、漢方がとても大きな力になります。
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■ 漢方でできる更年期ケア
漢方は「症状」ではなく「原因（体質）」にアプローチするため、更年期のゆらぎに非常に相性の良い方法です。
代表的な体質と対策は次の通りです。
•腎虚タイプ
→ 疲れ・ほてり・腰の重だるさ
•気血不足タイプ
→ めまい・不眠・動悸
•肝気鬱結タイプ
→ イライラ・気分の落ち込み
同じ「ほてり」でも、人によって必要な漢方が違うため、自己判断より相談がおすすめです。
くすりの厚生会では、体の状態・生活環境・ストレスの量などを丁寧に伺い、体質に合わせた漢方をご提案しています。
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■ 「わたしだけじゃない」そう思えたら楽になる
更年期は誰にでも訪れる自然な変化です。
しかし、症状の出方は人それぞれで、職場や家庭ではなかなか理解されにくいこともあります。
まず大切なのは、
自分の体を責めないこと。
そして、
ひとりで抱え込まないこと。
ゆらぎは整えることができます。
体質に合わせてケアをすれば、今よりぐっと楽に過ごせるようになります。
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■ 最後に：くすりの厚生会からのメッセージ
「年齢だから仕方ない」と思わず、つらいときはご相談ください。
更年期の10年間をどう過ごすかで、これからの人生が大きく変わります。
あなたの体と心が少しでも軽くなるよう、漢方と中医学の視点からサポートいたします。
さらに詳しい内容は下記のサイトから
更年期ゆらぎに悩む40代女性のためのやさしい漢方ガイド
