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猫舌について、なぜ、熱いモノを飲めないのか?

岩本益宏

岩本益宏

テーマ:今さら聞けない

「猫舌(ねこじた)」とは、熱い食べ物や飲み物を苦手とする人のことを指す表現で、日本ではよく使われます。では、なぜ猫舌の人は熱いものを飲めないのでしょうか?詳しく解説します。



【なぜ猫舌の人は熱いものを飲めないのか?】


猫舌


1. 口の中の粘膜が敏感だから



猫舌の人は、舌や口の中の粘膜の温度センサーが敏感です。通常、人の口内の快適温度は30〜50℃程度ですが、猫舌の人はそれより少し高い温度(例えば55〜60℃)でも「熱い!」と感じやすいです。

人の舌には温度を感じる「温点(おんてん)」と呼ばれるセンサーがあり、熱刺激に強いかどうかには個人差があります。



2. 熱さへの耐性が低い(慣れていない)


子どものころから熱いものを避ける習慣があると、熱さに慣れないまま成長してしまい、ちょっとした温度でも苦痛を感じます。
•よく熱いラーメンをフーフーして食べる人
•熱いお茶を冷ましてから飲む習慣がある人

→ こういった習慣が、結果的に猫舌を維持・強化することもあります。



3. 舌の形や厚みによる違い


舌が薄い・血流が豊富な人は、熱を感じやすいといわれています。また、舌の表面が乾燥しやすい人は、熱が直接伝わりやすく、より熱さを強く感じます。



4. 舌の使い方や食べ方の癖

•熱いものを舌の先で直接受け止めてしまう人
•飲み物をすぐに飲み込まず、口の中で転がす癖がある人

→ これも熱刺激を感じやすくなる原因になります。



【ちなみに「猫舌」という言葉の由来は?】


猫は実際に熱い食べ物を嫌がる性質があります。
動物的な本能として、火傷を避けるために熱いものを避けるのです。

そのため、

「猫のように熱いものが苦手な人」=「猫舌」

と、昔から言われるようになりました。



【猫舌を克服するには?】

1.少しずつ熱いものに慣れる
 → 最初はぬるめの温度から、段階的に温度を上げて慣らす
2.舌の奥を使って飲む
 → 舌の先ではなく奥で受けると熱さを感じにくい
3.口の中で広げずに飲む
 → 飲み物をできるだけ舌に触れないように流し込む



まとめ


原因説明
-------------
粘膜が敏感温度センサーが鋭く、普通より熱く感じる
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熱さへの耐性がない慣れていないため、熱さに弱い
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舌の構造・体質舌が薄い、血流が多いと熱を感じやすい
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食べ方の癖舌の先で受ける・口の中に長く入れる癖がある


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岩本益宏
専門家

岩本益宏(医薬品販売業)

有限会社くすりの厚生会

子宝専門の漢方薬店として、カウンセリングで「妊娠力」を高める食生活や睡眠など生活習慣改善についてアドバイスと漢方薬の販売を行う。漢方知識と、自らの不妊治療・体外受精・出産の経験を生かしお客様をサポート

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