離婚を避けるために知っておきたい不妊治療の現実と対策
質問:
「周期はほぼ正確に来ているのですが、半年ほど前から生理が2~3日で終わりま す。経血量が少ないのは、内膜が薄いということでしょうか?それに伴い、妊娠しにくいのでしょうか?また、病気の可能性もありますか?」
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回答:
経血量が少なくても、必ずしも内膜が薄いとは限りません。多くの場合、経血量と内膜の厚さには直接の関係がないとされています。ここでは、より詳しくその 理由を説明します。
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1. 経血量と内膜の厚さの関係は? 経血量の多い・少ないは、必ずしも子宮内膜の厚さと一致するものではありません。例えば、40代の女性でも胚移植周期において内膜がしっかりと厚くなる場合が あります。
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2. 内膜が薄いと妊娠しにくいの? 内膜が薄いと受精卵が着床しづらく、妊娠しにくいことがあると言われています。
ただし、経血量が少ないからといって、必ずしも内膜が薄いわけではありません。 気になる場合は、婦人科での検査が推奨されます。
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3. 病気の可能性はあるの? 経血量の減少にはいくつかの要因が考えられ、病気が関与している場合もあります。特に以下のような疾患が関連することがあります:
- 子宮内ポリープ:子宮内膜にできる小さな腫瘍が影響することがあります。
- 子宮内膜炎:子宮内膜の炎症が経血量に影響を与える場合があります。このような病気の可能性がある場合は、婦人科での検査が必要です。特に、子宮鏡
検査(しきゅうきょうけんさ)は、子宮内の状態を詳しく調べるために役立つ検査 です。
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4. 検査が必要な場合の対処法 半年ほど生理の量が減少している場合、子宮内膜の状態やホルモンバランスが関与している可能性があります。病院で相談し、必要であれば以下のような検査を受け ることが勧められます:
- ホルモン検査:ホルモンのバランスが崩れると、生理の量が変わること があります。
- 子宮鏡検査:子宮内膜の異常やポリープの有無を確認するための検査で す。
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まとめ:
経血量が少なくなったからといって、内膜が薄いとは限りません。しかし、妊娠を 考えている場合や、病気の可能性を除外するために、専門医に相談し、必要な検査 を受けることが大切です。
経血量が少ないと妊娠しにくい?