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舌診とは?
舌診(ぜっしん)は、中医学における重要な診断法の一つで、舌の色、形、舌苔(ぜったい)、湿り気、そしてその他の特徴を観察することで、体の内側の状態を評価する方法です。舌は「内臓の鏡」とも言われ、全身の健康状態や病気の兆候を反映します。
舌診の基本的な観察ポイント
舌の色:
正常:淡い赤色。
赤い舌:熱症状や炎症を示す。
淡白色の舌:血虚や気虚、寒症を示す。
紫色の舌:血瘀(けつお)や寒証を示す。
舌の形:
正常:適度な厚みと弾力性。
腫脹した舌:水分代謝異常や湿痰の存在。
痩せた舌:気血不足や陰虚。
舌苔の状態:
正常:薄くて白い。
厚い舌苔:湿熱や痰湿の存在。
黄苔:熱症状や湿熱。
湿り気:
正常:適度な湿り気。
乾燥した舌:陰虚や熱症状。
湿った舌:湿証や寒証。
舌の形態的な特徴:
裂紋舌:陰虚。
歯痕舌:気虚や湿証。
舌診の手順
照明の確保:自然光の下で観察するのが理想です。
舌を出す:舌をまっすぐに出してもらい、全体を観察します。
各観察ポイントを確認:舌の色、形、舌苔、湿り気を順番に確認します。
記録と分析:観察結果を記録し、全体的な健康状態を分析します。
舌診の意義
舌診は、内臓の機能状態や体内のエネルギーバランスを診断するための重要な手法であり、症状の早期発見や予防、個別の治療計画の立案に役立ちます。日常の健康管理にも応用できるため、自分自身の舌を定期的にチェックする習慣を持つこともおすすめです。