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卵子は生まれる前からできている?
不妊相談で、最も多いお悩みが「採卵できない」「卵子の数が少ない」「胚盤胞にならない」など「良い卵子ができない」ご相談が非常に多く寄せられます。
妊娠するプロセスとして3つの妊娠の条件があります。
①良い卵子ができること
②良い精子ができること
③子宮内膜がふかふかで血液循環が良好なこと
この中でも①良い卵子ができることが最も重要で、なかなかできないことが不妊の大きな原因となっています。
ご相談の方によくお話するのが、「あなたの卵子っていつできたと思う?」と聞くと「生理が始まってから」とか「3か月前」などの回答が返ってきます。
実は卵子は、女性が生まれる前から一生分使う卵子ができています。
お母さんのお腹の中にいる胎児期(約6か月頃)に700万ほどの卵子ができます。
そして出生時には100万~200万。初潮が始まる思春期には20万~40万まで減っていきます。卵子は一生増えることはないのです。
という話をするとびっくりされます。女性の身体の神秘的な内容ですね。
卵子の成長には180日かかる
卵子は生まれる前からできていることがわかりました。
では「今日排卵される卵子は、いつから成長を始めたのでしょうか?」
このように聞くと、なかなか答えられる方がおりません。
実は、卵子は180日かけて排卵する20mmほどの排卵期卵胞まで成長します。
通常、卵巣の中に原始卵胞として存在し、この原始卵胞が目覚めて少しずつ成長を始めます。約3か月以上かけて前胞状卵胞まで成長します。
この期間に出るホルモンが「AMH(抗ミュラー菅ホルモン)」といいます。AMHとは、発育過程にある卵胞から分泌されるホルモンです。血中AMH値が原始卵胞から発育する前胞状卵胞数を反映すると考えられています。つまりAMHが高いほど卵巣年齢が若く、残っている卵胞数が多いと考えられています。しかしAMHが低くても卵子の質とは関係ありません。質の良い卵子を作ることができれば妊娠することは可能です。
そして前胞状卵胞からFSH(卵胞刺激ホルモン)の影響を受けて3周期(約90日)かけて排卵する卵胞まで成長します。
つまり原始卵胞→前胞状卵胞(約90日)+前胞状卵胞→排卵期卵胞(約90日)
卵子の成長には180日かかる計算になります。
良い卵子ができるためにできること
卵子が成長するために180日かかることがわかりました。では具体的に「良い卵子」ができるために何をすればよいのでしょうか。
もちろん不妊治療もその一つです。
婦人科や不妊治療専門クリニックで不妊治療をされている方がほとんどですが、不妊治療でできることは卵子の成長180日の最後の1か月で卵胞を成長させることなのです。
排卵誘発剤を使用して卵巣を刺激して卵胞を大きく成長させるようにします。
しかし卵胞が大きくなっていても中身が空胞だったり、受精しなかったり、胚盤胞まで成長しなかったりすることも多く、卵子の質そのものを成長させるのはなかなか難しいようです。
私は、不妊相談の方に卵子の成長をサポートするサプリメントや漢方薬を使います。
180日前から身体つくりをして卵子の成長をサポートします。
妊活において大事なことは、妊娠するための条件を満たすために身体つくりを早くから取り組むことが大切だと考えています。
詳しくは店頭でお話します。
ご相談の方はご予約の上、ご来店ください。
お待ちしております。