大量のこいのぼり飾りにみる社会の変容
まちおこしの企画を考えようとすると、他でやっている事例などを参考にすることが多くなります。
参考にすることに異議はないのですが、同じものをやってみようということになると話は違ってきます。
例えば音楽を中心にしたり、マーケットを中心にしたりといろいろとありますが、なんとなく形は似たものができたとしても「何か違う」のです。
その違和感は、次の年も同じイベントが開催可能なのかどうか。そしてその次の年のイベントは成長したものになるかどうかをチェックすれば分かります。
同じようなイベントをしてみよう・・・というスタートだと、同じものが開催できたところで目的が達成されてしまうのです。すると次の年に同じまちおこしイベントを開催するというモチベーションは既に失われてしまっている状態になっているのです。
“地域のまちおこし”が目的であり、その地域しか成立しない「まちおこしイベント」はツールだと位置づけていれば、本来の目的を達成するために「まちおこしイベント」は進化を続けることになります。
難しいのは「その地域しか成立しない」というコンセプトです。その答えは「人」なのです。
同じ人は世界に一人しかいません。したがって、まちおこしをやりたいという「人」が重要なのです。
だからまちおこしは真似ができないのです。