自分たちが食べているものを知るために
まちづくりワークショップはかなり一般的になってきました。
また参加する人々もワークショップに慣れてきたところも多くなってきているようです。
ではまちづくりワークショップで何が生れるのでしょうか?
“まちづくりワークショップ”は“まちづくり”と“ワークショップ”が合わさっているのですが、この“まちづくり”も“ワークショップ”も様々な解釈が可能な言葉です。
すなわち、無数の解釈ができる“まちづくり”という言葉と無数に解釈できる“ワークショップ”という言葉の掛け算ですから、天文学的な解釈が存在することになります。
考え方によっては一つとして同じものがアウトプットが存在しないという理想的な考え方もありますが、なぜかアウトプットは同じように見えるものが数多くあるのも不思議な現象といえます。
最近は“景観”とか“観光”“福祉”のようにテーマを据えたまちづくりワークショップも増えてきましたが、“景観”も“観光”も“福祉”も数多くの解釈が存在するので、迷宮状態になることもあります。
ワークショップは多くの参加者の時間を使用します。
それが“いろんなアイデアや提案が出ました”でまとめられてしまうと、多くの素晴らしいアイデアや提案を消費するだけに終わってしまいます。
こういったことがないようにするために、ワークショップの最初と最後に“何を目指して、何を議論しようとしたのか?”の議論の時間を惜しまずに確保することが大切です。
そうすれば、まちづくりワークショップは必ず成果を見せることになるはずです。