中心市街地は都市の活性化指標なのか?

谷口庄一

谷口庄一

テーマ:まちを再生する

中心市街地や商店街が衰退しているとその地域が衰退しているように表現することが多くなっています。
過去に人で賑わっていた商店街がシャッター通りとなり、さらに地価下落報道などが伝えられるとさらにその地域が衰退しているように評されてしまいます。

本当に中心市街地や商店街が衰退していると、その地域まで衰退しているのでしょうか。

確かにある産業に特化した都市が形成した歴史があると、機関となる産業が時代の役目を終えたことで人口も経済も縮小してしまうということはあります。この場合は人口増加に比例して中心市街地や商店街が賑わってきただけであり、基幹産業が役目を終えることで元の規模に戻ってしまうということはあります。

一方で、大都市郊外の都市や地方の中心都市などは郊外型大規模ショッピングモールなどが建設されると、新しい商業集積地区が創設されることになり、商業としてのサービスの拠点が移っただけで地域が衰退した訳ではないのです。

しかし、未だに中心市街地や商店街が衰退しているとその地域は衰退傾向にあるという評価を受けることになっています。まちの活性化指標を見直してみると興味深い結果がでてくるのではないでしょうか。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

谷口庄一
専門家

谷口庄一

株式会社リージョナルブレインズ

自分の暮らしている“まち”を元気にしたい!と考えている方々を強力にサポート。“まち”の診断から処方箋まで提供する、地域のみなさんと一緒に考える身近なブレインです。

谷口庄一プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

環境まちづくりに強いコンサルタント

谷口庄一プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼