自分たちが食べているものを知るために
ワークショップという言葉が一般的になってきました。
少なくとも私のこのコラムを開いていただいた方はきっと何かのワークショップに関わっている方だと思います。最近は“ワールドカフェ”という形式のワークショップなどが流行っていますが、私も誘われてこのワールドカフェ形式のワークショップに参加したことがあるのですが、「ワールドカフェってこんなだったかな?」と思えるようなものがいくつがありました。
ちょっと気になったので、不定期ですが、ファシリテーション講習会の講師をさせていただいたり、ワークショップを開催してきた経験を踏まえてコラムを書いてみようと思います。
ワークショップは会議型のものと制作・創作やゲームのような身体を動かすのが中心のものがあります。細かく分類するともっとたくさん出てくるのですが、まずは大雑把に区切っておきます。
また参加者の意識として外向きと内向きがあって、外向きだと合意形成が求められることが多く、内向きだと“気づき”と呼ばれるような意識の変革が挙げられます。
“三人寄れば文殊の知恵”ということわざがありますが、ワークショップは複数の人間が集まって新しい知恵を得るというのがワークショップが目指す基本的な方向と言えます。