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加藤武範プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

認知症の方が自宅で生活するには

加藤武範

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テーマ:認知症





うちのばあちゃん(私の母親)の箪笥です。新型コロナウイルス感染拡大予防の時期は、しばらくショートステイでお世話になりましょうと本人不在の中、5月の日曜日は部屋の掃除と整理に精を出しています。
たぶん、私が生まれる前から使われていた箪笥だと思います。普通の箪笥ですが、どの引き出しに何が入っているか?一目瞭然となっています。数年前に嫁さんがテプラで一生懸命作業していました。
認知症が進んでくると、長く住んでいた自宅でも、どこに何が入っているのか、風呂場やトイレがどこなのか?さえ分からなくなる様です。
特に、お風呂に入るのを嫌がるようになった場合、着替えの準備がわからなくなり、それにストレスを感じ始めた結果→お風呂が面倒=嫌となるパターンが見受けられます。
そんな時は、この箪笥のように、それとなく目印になるサインを作ってあげる事も解決策につながる一つだと思います。当然、家族が一緒にお風呂の着替えを準備してあげる事ができれば、よりベターです。認知症の方と家族が一緒に自宅で長く生活するためには、本人が困っていることを本人の立場に立って考える事がとても重要です。そして、こんなに自分たちは本人の事を考えている、尽くしているのだから!と本人に対して見返りを求めてはいけません。

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加藤武範
専門家

加藤武範(ケアマネジャー)

合同会社福寿想

リハビリ病院で医療ソーシャルワーカーをしていた経験から、地域のネットワークとも連携。従来の福祉的な視点に捕らわれない柔軟な発想で、介護を必要としている方やその家族にとって本当に必要な介護を提案します。

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