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加藤武範

医療と介護の架け橋になる、リハビリと介護支援の専門家

加藤武範(かとうたけのり) / ケアマネジャー

合同会社福寿想

コラム

認知症疑い

2020年7月27日

テーマ:認知症

コラムカテゴリ:くらし

コラムキーワード: 認知症予防ケアマネジャー社会福祉士

2ヶ月前までデイサービスの利用者だった方の奧さんから、18:30頃、電話がありました。デイサービスの管理者が電話対応したところ、
「お父さんが昨日、デイサービスに行ったきり帰ってこない。デイの人と仲良くなって、そのまま飲みに行ったのかなと思って・・・。昨日は家の鍵も閉めずに待ってたけど・・・まだ、帰ってこない」
と言っていると報告がありました。
実は、そのご主人は体調を崩して数週間前から病院に入院されています。家に居ないのは、当然です。入院していますから・・・。
今、お父さんは入院中である事。隣市に住む息子さんにも確認するように伝えてもらいましたが、明らかに奧さんの様子はおかしいと思われます。一時的にパニック状態になったのかもしれませんが、認知症を疑うには十分なエピソードであると感じます。ご主人が入院して一人暮らしとなり、記憶が曖昧に、不明瞭に感じて、奧さんは相当不安を感じているのではないでしょうか?こういった不安感情が続くことは認知症を進行させる原因にもなります。
早い段階で、家族が介入し、本人の様子を確認、一人暮らしの日常生活に問題がないか?チェックすべきだと思いますが、1~2日一緒に居ても案外分からないかもしれません・・・
では、具体的にどうすべきか?
まずは、認知症や介護の相談窓口である、地域包括支援センターに気軽に相談してみましょう。かかりつけ医がいる方は、家族さんより医師に、「こんな事があった」と具体的に相談するのも良いと思います。
デイサービスに行かせたい等目的がしっかりあれば、介護申請しても良いかもしれません。

これは私の個人的意見ですが、上記のような場合、近所づきあいのある信頼できる人に、家族から「ちょっと認知症が出てきているかもしれません」と正直に伝えてはどうか?と思います。気持ちのある方なら、家族の期待以上に目をかけてくれる場合もあります。ただし、本人が知ると傷つくので、本人には内緒で行う方がベターです。そして、自分の親を認知症であると決めつけなければいけない罪悪感(どこか認知症では無いと信じたい自分の気持ち)に打ち勝たなければ、他人に伝えることはできません。

地域の人々にそういった状況を伝える事で、地域で気をつけよう、協力しようという雰囲気ができる可能性はあります。「遠くの親戚より近くの他人」と言います。

この記事を書いたプロ

加藤武範

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加藤武範(合同会社福寿想)

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