組織で大切な器と中身!
組織と仕組みづくりパートナー/中小企業診断士の蛯原健治です。
社長がいちいち言わなくても、社員が勝手に動いて利益が2倍になる組織作りのコツをお届けします。
先日、ある会社で上半期のOKRを振り返りました。
結果を見ると、OKRは90%以上達成していました。
かなりできています。
ところが、利益目標を見ると、達成率は50%程度でした。
「あれ? これだけやっているのに、なぜ利益が出ていないんだろう?」
そこから、経営数値をもう一度確認していきました。
すると、4月以降、人件費が増えていました。
さらに、材料費、燃料費などのエネルギーコストも上がっています。
現場が動いていなかったわけではありません。
OKRで決めたことは、かなり実行できています。
OKRは8割達成で良い高い目標を立てます。
もし、ここを目指していなかったら、利益はもっと減っていたかもしれません。
ただ、計画をつくったときと、会社を取り巻く前提条件が変わっていたのです。
私は、経営計画をつくったら、その計画に沿って実行することが大切だと思っています。
これはある意味、経営の常識です。
でも今回、改めて感じました。
計画通りに実行すれば、計画通りの結果が出る。
必ずしも、そうではありません。
東京都が8月に公表した中小企業の景況調査でも、前年同月よりコストが増加した企業は57.6%でした。
コスト増加の最大要因では、原材料価格が52.7%、人件費が25.4%、エネルギー価格が11.4%となっています。
この会社だけで起きていることではなさそうです。
そして、この会社では以前から値上げの必要性は分かっていました。
でも、なかなか進んでいませんでした。
今回、
「OKRは90%以上できている。それなのに利益は50%しか達成していない」
というズレを見たことで、値上げを本格的に進めることになりました。
ここで大切なのは、値上げをしたことではないと思っています。
計画する。
実行する。
達成率を見る。
そして、経営成果を見る。
そこでズレがあれば、
「なぜ?」
と問い直す。
計画を立てたときの前提は、今も同じなのか。
人件費は?
材料費は?
燃料費は?
市場や顧客は?
計画は、一度決めたら守り続けるもの。
これも一つの常識かもしれません。
でも、環境が変わっているのに、計画だけを守り続けるのも少し違います。
計画を守ることよりも、
計画の前提が今も正しいのかを確認する。
それも経営なのではないでしょうか。
あなたの会社が今追いかけている目標。
その目標を決めたときの前提条件は、今も変わっていませんか?
OKRは四半期ごとに目標見直します。
現代にはぴったりかもしれません。
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