「復旧さんとホメオスタシス」2023年10月のおすすめ記事より
組織と仕組みづくりパートナー/中小企業診断士の蛯原健治です。
社長がいちいち言わなくても、社員が勝手に動いて利益が2倍になる組織作りのコツをお届けします。
仙台市で、少し面白い取り組みが始まっています。
首都圏のIT人材と地域企業・商店街が一緒になって、
実際の店舗の課題を解決する「TechDriveSendai2026」です。
地域の店舗から直接課題を聞き、オープンデータやAI、IoTなどを使って解決策を考える。
アイデアを出して終わりではなく、現地でのヒアリングやプロトタイプの改善、実地検証まで行うそうです。
このニュースを見て、私は「外部人材を活用すること」よりも、
その一つ前のことが気になりました。
最近、中小企業の経営者からよく聞くのが、
「人が足りない」
「採用しても人が来ない」
という話です。
人が足りなければ、採用する。
これまでは、それが当たり前だったのかもしれません。
でも、本当に最初に考えることは
「誰を採用するか」なのでしょうか。
私は企業の組織づくりやOKRの支援をしていて、
似たようなことを感じることがあります。
目標を決めようとしても、
その前に「3年後、どんな事業をしていたいのか」
が見えていなければ、なかなか良い目標はつくれません。
人についても同じではないかと思うのです。
まず、3年後にどんな事業を実現したいのか。
そのためには、どんな組織になっている必要があるのか。
そして、その組織にはどんな能力や経験が必要なのか。
そこまで考えて、今いる社員が持っている能力や経験と比べてみる。
すると初めて、
「この力が足りない」
ということが見えてきます。
ここまで来れば、選択肢は採用だけではありません。
今いる社員を育てる方法もある。
新しい社員を採用する方法もある。
外部の専門家や副業・兼業人材に参加してもらう方法もある。
他社と連携することもできる。
そして今なら、AIに任せられる仕事もあります。
つまり、
「人が足りないから、人を採る」
から、
「これからの事業に必要な力は何か。
その力を、どうやって組織に取り込むか」
へ。
これからの組織づくりは、そんな発想に変わっていくのかもしれません。
仙台の取り組みも、
外部人材を活用すること自体が重要なのではなく、
社内だけでは足りない力を、
外の人やテクノロジーとつながりながら補っていく一つの例として見ると、
とても興味深く感じます。
「人が足りない」と考える前に、
「どんな力が足りないのか」。
あなたの会社が3年後に目指す姿を実現するために、
今の組織にはどんな能力や経験が足りないでしょうか?
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