自由にしたのに、なぜ組織が回らないのか③ 〜元中日ドラゴンズ 落合監督に見る「管理型を通った組織」の強さ〜

蛯原健治

蛯原健治

テーマ:組織づくり チームビルディング 事業承継

組織と仕組みづくりパートナー/中小企業診断士の蛯原健治です。
社長がいちいち言わなくても、社員が勝手に動いて利益が2倍になる組織作りのコツをお届けします。



落合博満監督時代の、
中日ドラゴンズ は、
好き嫌いが分かれるチームだったと思います。


  • 冷たい。
  • 怖い。
  • 説明しない。


そんな印象を持つ人も多かった。


でも私は、今振り返ると、
「組織で回る」という意味では、
非常に完成度の高いチームだったように思います。


象徴的なのが、
荒木雅博さんと 井端弘和さん の二遊間です。


派手なホームランではない。
でも、
なぜか崩れない。


気づくと、
アウトが積み重なっている。
大きなミスが少ない。


つまり、
「組織としての再現性」
が非常に高かった。


これは、
属人型組織とはかなり違います。


属人型は、

  • 誰かの頑張り
  • スーパープレイ
  • 社長の突破力

で前に進む。


もちろん、
それが必要な時期もあります。


でも、
規模が大きくなると、
毎回スーパープレイでは回らなくなる。


そこで必要になるのが、
管理型です。


ただ、
ここで言う管理型は、

  • 監視
  • 締め付け
  • 細かい指示

ではありません。


  • 役割
  • 判断基準
  • 優先順位
  • 連携

を整理して、
「誰がやっても、
 ある程度同じ方向に動ける」
状態をつくることです。


落合監督の中日は、
まさにそれだったように見えます。


だから、
選手側も、
「何を求められているか」
が比較的分かりやすかった。


ここが重要です。
最近の中小企業では、
「自由にしたい」
「自主性を大事にしたい」
という話をよく聞きます。


でも、
土台が整理されていない状態で自由にすると、
結局、
“できる人頼み”になりやすい。


すると、
組織ではなく、
エース依存になる。


一方、
落合監督のチームは、
まず型がある。


  • 守備位置。
  • カバー。
  • 役割。
  • 優先順位。

それを身体化した上で、
選手が動いていた。


だから、
崩れにくかった。


そして面白いのは、
実は落合監督は、
全部を細かく管理していたわけではないことです。


型を理解した選手には、任せる。


つまり、
「型の上の自由」があった。


これが、
管理型を通った組織の強さなのかもしれません。


最近は、
管理か、自由か。
みたいな話になりやすい。


でも本当は、
“組織で動ける土台があるから、
自由が機能する”
のだと私は思います。



【えびマガ】登録はこちらから
社長がいちいち言わなくても、社員が勝手に動いて利益が2倍になる組織作りのコツが分かるメールマガジン
▽ ▽ ▽
https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=cxwwAEv

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

蛯原健治
専門家

蛯原健治(コンサルタント)

EBIマネジメントオフィス

チームビルディングコンサルティングにより、リアルな経営課題の解決、次世代の経営チームづくり、従業員の成長を三位一体でサポートし、持続可能な企業経営に結び付ける。

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

次世代の経営チームづくりをサポートする専門家

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ愛知
  3. 愛知のビジネス
  4. 愛知の経営コンサルティング
  5. 蛯原健治
  6. コラム一覧
  7. 自由にしたのに、なぜ組織が回らないのか③ 〜元中日ドラゴンズ 落合監督に見る「管理型を通った組織」の強さ〜

蛯原健治プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼