理想の未来を語っても、組織が動かない本当の理由
組織と仕組みづくりパートナー/中小企業診断士の蛯原健治です。
社長がいちいち言わなくても、社員が勝手に動いて利益が2倍になる組織作りのコツをお届けします。
落合博満監督時代の、
中日ドラゴンズ は、
好き嫌いが分かれるチームだったと思います。
- 冷たい。
- 怖い。
- 説明しない。
そんな印象を持つ人も多かった。
でも私は、今振り返ると、
「組織で回る」という意味では、
非常に完成度の高いチームだったように思います。
象徴的なのが、
荒木雅博さんと 井端弘和さん の二遊間です。
派手なホームランではない。
でも、
なぜか崩れない。
気づくと、
アウトが積み重なっている。
大きなミスが少ない。
つまり、
「組織としての再現性」
が非常に高かった。
これは、
属人型組織とはかなり違います。
属人型は、
- 誰かの頑張り
- スーパープレイ
- 社長の突破力
で前に進む。
もちろん、
それが必要な時期もあります。
でも、
規模が大きくなると、
毎回スーパープレイでは回らなくなる。
そこで必要になるのが、
管理型です。
ただ、
ここで言う管理型は、
- 監視
- 締め付け
- 細かい指示
ではありません。
- 役割
- 判断基準
- 優先順位
- 連携
を整理して、
「誰がやっても、
ある程度同じ方向に動ける」
状態をつくることです。
落合監督の中日は、
まさにそれだったように見えます。
だから、
選手側も、
「何を求められているか」
が比較的分かりやすかった。
ここが重要です。
最近の中小企業では、
「自由にしたい」
「自主性を大事にしたい」
という話をよく聞きます。
でも、
土台が整理されていない状態で自由にすると、
結局、
“できる人頼み”になりやすい。
すると、
組織ではなく、
エース依存になる。
一方、
落合監督のチームは、
まず型がある。
- 守備位置。
- カバー。
- 役割。
- 優先順位。
それを身体化した上で、
選手が動いていた。
だから、
崩れにくかった。
そして面白いのは、
実は落合監督は、
全部を細かく管理していたわけではないことです。
型を理解した選手には、任せる。
つまり、
「型の上の自由」があった。
これが、
管理型を通った組織の強さなのかもしれません。
最近は、
管理か、自由か。
みたいな話になりやすい。
でも本当は、
“組織で動ける土台があるから、
自由が機能する”
のだと私は思います。
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