自由にしたのに、なぜ組織が回らないのか

蛯原健治

蛯原健治

テーマ:組織づくり チームビルディング 事業承継

組織と仕組みづくりパートナー/中小企業診断士の蛯原健治です。
社長がいちいち言わなくても、社員が勝手に動いて利益が2倍になる組織作りのコツをお届けします。



先日、
手放す経営ラボ 代表、坂東放レさんの
出版記念トークジャーニーを聞いていて、
あらためて組織づくりについて
考えさせられました。


私は、
この手放す経営ラボで、
「ラボとも」
と呼ばれるコミュニティにも参加しています。


このラボでは、

管理型

対話型

進化型

という組織変化の考え方を、
無料資料などでも発信されています。


私は、
中小企業支援の現場を見続ける中で、

その前段階として、
「属人型」
があると感じています。


つまり、

属人型

管理型

対話型

進化型

です。


属人型とは、

  • 社長の経験
  • 想い
  • 人間力

で組織が回っている状態です。


創業期は、
これで伸びる会社も多い。


むしろ、
属人型だからこそ、
スピード感や突破力が出ることもあります。


また、
現場の助け合いや、
阿吽の呼吸みたいなものも、
属人型の強みだったりします。


ただ、
会社が大きくなってくると、
徐々に限界が出てきます。

  • 社長がいないと決まらない。
  • ベテランしか分からない。
  • 現場ごとにやり方が違う。
  • 教え方が人によって違う。


すると、
頑張っているのに、
なぜか組織が苦しくなっていく。


ここで必要になるのが、
管理型です。


ただ最近は、

「管理=悪」

のように扱われることがあります。


確かに、
行き過ぎた管理は苦しくなる。


でも本来、
管理型とは、

  • 役割
  • 基準
  • 優先順位
  • 情報共有
  • 判断基準

を整理する段階です。


つまり、
「誰がやっても、
 ある程度回る」
状態をつくること。


これは、
組織で回すための土台です。


そして、
この土台ができた上で、
初めて対話型に移行できる。


ところが現実には、

管理を飛ばして、
いきなり
「自由」
「自主性」
「対話」
に行こうとしてしまう会社も多い。


すると、
一見柔らかいけれど、

実際には、
「社長の空気を読む組織」
になりやすい。


つまり、
“対話型っぽい属人型”
です。


これは、
今の中小企業で、
非常によく起きています。


もちろん、
どの型が正しい、
間違っている、
という話ではありません。


属人型には、
属人型の強みがある。


管理型には、
管理型の強みがある。


対話型にも、
進化型にも、
それぞれ機能する条件があります。


大切なのは、

今、
自社がどの状態にあり、
何が必要なのか。

それを見極めることだと思います。


特に中小企業では、

ビジネスモデルの変化

  • 組織拡大
  • 幹部育成
  • 事業承継

などによって、
必要な組織の形も変わっていきます。


だからこそ、
「今の型を否定する」
のではなく、

“必要な時に、
必要な型を取り入れていく”

ことが、
組織づくりでは重要なのだと思います。


最近、
プロ野球を見ていても、

「あ、この監督は属人型っぽいな」
「管理型を通ってるな」
「対話型に近いな」

と感じる場面があります。


次回から、
そんな視点で、
プロ野球監督と組織づくりを重ねて、
少し書いてみたいと思います。



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蛯原健治(コンサルタント)

EBIマネジメントオフィス

チームビルディングコンサルティングにより、リアルな経営課題の解決、次世代の経営チームづくり、従業員の成長を三位一体でサポートし、持続可能な企業経営に結び付ける。

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