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鈴木芳之プロは山形新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

お互いを苦しめる執着と依存の関係。突き放す優しさと、そのために必要な逃げ道の探し方。

鈴木芳之

鈴木芳之

テーマ:キャリアの地図

以前、朝のルーティーンを記事に書いたことがありました。
実はもう一つ、ここ数年間、毎朝欠かさずに続けていることがあります。
それがこれです。

「ヤクルト400LTカロリー30%カット」を1本飲むこと。
私のお腹には、乳酸菌シロタ株がちょうどいいみたいです。

毎朝5:00
冷蔵庫を開けたとき、これが入っていると安心します。
万が一入ってないときは、どうしようもない不安に襲われます。

一日でも飲まなければ大変なことになるのではないか…?と。
ええ、身も心も完全にヤクルトに依存しています。

糖分が高いから飲み過ぎに気を付けてという人もいます。
でも「カロリー30%カット」が、絶妙な逃げ道になる…。

このまま一生、他の商品を試さずに、
ヤクルトに執着して依存し続けるのか?
いつか突き離される時が来るのか?

自分から飲むのを辞めることは想像できません。
願わくば、ヤクルトさん辞めないでください…。

うむ!ここ最近ではトップクラスの精度でタイトルを回収できました。

今回は「追い込むけど逃げ道も作る」という、キャリア教育の考え方について解説していきます。

頼り頼られることに慣れてしまうと「突き放す優しさ」を持てなくなることがある。
二人の異なるタイプの人を例にして考えてみましょう。

頼りがいのある「親分気質の人」

その人に常に「付いていく人」

厳しい実力主義の世界では、この関係性が自然に成り立ちます。
ただ、

現代社会では多く場合、単なる「役割」です。
その人本来の持ち味とは別の役割を演じなければならないことも多いです。
ですので重要になるのはその人の持つ「人格」。

まずは付いていく人の場合。
何かを判断するときは、常に親分の指示を仰ぎます。
勝手なことをしたら後で自分の責任にされてしまいますから、自己防衛のためですね。
そうなってくると、ある症状に陥ります。

指示通り動いていることが正しいことだと思い始めます。
その場を取り仕切っているのは自分だと勘違いしてしまう。

指示に従わない人を報告し、親分からの信頼を得ようとする。

指示待ち人間となり、自分で考えられなくなる。

この時点で、思考停止になります。

よくある自然な流れです。
その一方。

親分気質の人の場合。
付いていく人の存在によって、自分は指示を仰がれて報告される側だと思い始めます。
指示を仰いでくる人の面倒を見なければならないという責任感を持つ。

指示を出してやることが、その人のためだと思い始める。

一生指示を出し続けなければならなくなる。

この時点で、その人を教育しなくなります。

これも自然な流れです。
これを文化としている組織は沢山あります。

当然、時間の経過によって社会も人も変化していきます。
その人の環境も年齢も変化しますから永遠には続きません。
限界がきたら、そこで自分たちの世界は終わります。

最近注目されている、持続可能な社会とは程遠い関係性です。
それが心地良いという人は、それで良いのでしょうが…。

みんなSNSで世界の広さを知っている時代。
このラインより上のエリアが無料で表示されます。
この関係性になってしまうと、お互いに一生面倒を見てもらい、一生面倒を見なければならなくなります。
生涯の友と呼べば聞こえはいいのでしょうが…。

その姿に憧れ、自分もそうなりたいと思う人もいるでしょう。
このタイプの映画が、昔は流行っていたようです。

型にはまって依存することに慣れてしまい、未来の子供たちのために新しいことを考えたり、試したりすることをしなくなってしまいます。
自己満足に浸ってしまっている状態です。

おそらく、自分たちが満足しているから「お前たちもそうあるべきだ」と、次の世代にも同じことを押し付けるでしょう。
そうしなければ、自分たちの価値観を否定された気分になってしまう。

「価値観の押し付け」
これが、現代の言葉で「老害」として扱われるようになりました。

この関係性には主従関係はあっても、キャリア教育の概念はありません。
人は相手に依存し、依存される側は自分の役割に執着する。
依存と執着の関係性です。
そこに成長は期待できません。

この文化に人気があるかどうかは、その時代背景が大きく影響してきます。

流行とも言えますが、成長期とは言えない今の日本。
SNSによる情報化社会となって、誰もが様々な文化を知る機会が増えた現代ではどうでしょう?

歪が生まれて人が減っていき衰退するだけのような気がします。
行動力のある人ほど、自分が広い世界で生きていくことができるということを理解しているから。

大切なのは相手に対する敬意と突き放す優しさ。
行動力や判断力の低い人ほど、変化することを避けます。
考える必要が無い「楽さ」に依存してしまっているから。
新しい価値観を否定し、優越感を得て自己満足に浸る。
それを羨ましく思い従う人は、さらに「楽をしたい人」です。

楽をする=他者を犠牲にする

がんばっても無駄という「最悪の負の連鎖」を生む構図です。
そこに成長はありませんからやる気のある人は離れ、歪を生みながら衰退が進みます。
歪が限界を迎えたとき、全てが崩れます。

人の育成で必要なこと。
・自分で考えろと突き放して、自分で責任を持てるようにしてあげる。
・責任を持つから自分で考えさせてくれと、親分に逆らう。

それで揉めようがどうしようがそれはどちらも「突き放す優しさ」です。

ただ、人間ですから時と場合と相手によっては関係性が悪化して、色々な人を巻き込んで大変なことになる場合もありますので、むやみやたらにやることではありません。

そこに必要なのはお互いへの敬意(リスペクト)
その人のためにという「他者」に対する経緯を持つ事が必要です。
立場が上の人に、ただ従うことが敬意ではありません。
従って来る人に、宅をさせてあげることが敬意ではありません。

お互いに意見が合わずに対立する。
受け入れられなくて、許せない。

そんなとき、大切なのは、お互いの落としどころともいえる「逃げ道」を作っているかどうかです。
本人同士では感情的になってしまうので、とても難しい調整になります。

それを面倒だと思う人はやるべきではありません。

第三者が「調律」してくれることが一般的に多い。
身近に相談できる人がいる人は幸せ者です。
ただ、色々な理由で身近に相談できる人がいない人も沢山います。

そんなとき、第三者として相談相手となって、その人の感情を整える機会を提供する。
私はそれを「調律」と呼んでいます。

その役割を担える可能性がある職業がキャリアコンサルタントです。
それまで自分では「逃げ道」が無いと思っていた人にも、見えるようになるかもしれません。

逃げ道を用意するというのは、単に心理的な安全性を持たせることではありません。
自ら考えて行動して失敗したとしても、その後助けの手を差し伸べる人や方法を用意して、それとなく示しておく。

ヤクルトのカロリー30%カットのように。

お互いが成長していくためにも、キャリア教育は必要なことです。
逃げ道を用意するのは、その人の裁量によるところが大きいので、当事者だけでは難しい場合が多く存在します。

何も特別な事ではなく、在職中でも休職中でも、気軽に相談できるような制度があれば、そこから逃げ道を用意する方法が見つかるかもしれません。
あくまでも、考えるのは本人です。

あなたは逃げ道を用意していますか?

「正解」はありません。
でも「理解」はできますよね?
客観視の入り口となるのは「自己理解」です。

普段、キャリアコンサルティングのときどんな話をするのか、実体験をもとにして、有料記事で詳しく書いていこうと思っています。

あなたは、正解を求めるタイプですか?
それとも、理解を求めるタイプですか?

白黒付ければ犠牲を生む。
自分は白でも黒でもない。
少し考える時間が欲しい。
そんな人が身を置ける調律の場所。

メンバーシップ
「白黒つけないキャリア理論の真実」はこちらからどうぞ。
対話から感情を理解するトレーニング方法を公開しています。

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鈴木芳之
専門家

鈴木芳之(キャリアコンサルタント)

株式会社アイデアル

キャリア相談等の現場で多くの人生に向き合ってきた経験をもとに、対話を通して本人の経験や想いを言語化する支援を重視。人生を振り返り、自らの言葉で残す自分史出版にも注力しています

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