自虐という呪いは否定と拒絶の言葉から生まれる

みなさんは、自分が生きてきた意味を見つけたいと思ったことはありますか?
そこまで深く考えたことが無いという人がほとんどだと思います。
「アイデンティティー」という言葉は色々な意味に訳せるようです。
一般的には「自分が何者であるのかを認識して他者と区別できる状態」らしいですが「自身の存在意義」とも訳せます。
2025年に放送された「19番目のカルテ」というドラマがあります。
医師には18分野の専門医が存在していますが、近年新たな「19番目の専門分野」として注目され始めている「総合診療医」が主役の物語です。
客観視により患者に寄り添う診断を行うことを描いたこの物語全体を通してのテーマは「死を待つ人への共感と未来に何を残したいのか」だと感じています。
これも人が最後に行き着く「本能」で「アイデンティティー」と呼べます。
自分の死と向き合おうとしている人が「生きてきたことに意味を持たせて納得したい」と葛藤している患者へ寄り添い、ひとりでは辿り着くことはできないその目的地は「誰かのために」と思える他者の存在が必要なことが表現されていました。
命を背負うという覚悟を持ち、何度も突きつけられる死と向き合いながら、ひたすら自問自答して「新たな目的地を記したキャリアの地図」を作ることでまた歩み始める。
そんな物語です。
人生100年時代となった現代では、キャリアの地図を持つのに年齢は関係ありませんし、目標に辿り着くために必要だと自分で納得できるなら、途中で別の地図に交換したり目的地を変えたりしても何の問題もありません。
60歳で仕事を引退して老後はゆっくり孫の面倒を見るなんていうのは幻想になりました。
それどころか「身体が動かなくなるまで仕事を引退できないのではないか」と考える現役世代の方が多くなっているはずです。
経済成長期は体力があればキャリアの地図が無くても大丈夫だったのでしょうが、さすがにそうはいかない状況になってきています。
ミドル層になって考え始める人もいるでしょうし、役職定年を機に一旦立ち止まる人もいるかもしれません。
キャリアの地図を把握するためには、自身の現在地を知る必要があります。
キャリアコンサルティングを受けるのは、そのための手段のひとつです。


